「誰もが健康で居心地よくくらせるまちづくり」をともに

日本医療福祉生活協同組合連合会
代表理事会長理事 髙橋 淳

あけましておめでとうございます。謹んで新年のお慶びを申し上げます。

2020年は台風・豪雨など全国各地で相次いで自然災害が発生しました。亡くなられた皆様に哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。一日も早く生活再建ができるよう私たちも力を尽くして参ります。

さらに、2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大により国民の命が脅かされ、人々のくらしや雇用が破壊され、孤立と貧困、格差が拡大しました。医療福祉生協では、新型コロナウイルス感染拡大に対応し、患者を守り地域の医療・介護を守るために全力を尽くしてきました。そのような中、多くの団体や地域の皆さまから、物心両面で医療福祉生協をご支援いただいたことに厚く感謝申し上げます。

昨年私たちは「医療福祉生協の2030年ビジョン」を決定しました。メインテーマを「誰もが健康で居心地よくくらせるまちづくりへの挑戦」とし、10年後の私たちのありたい姿を示しました。ビジョンの実現に向け「総合力と連携」を合言葉に、地域組合員が事業基盤をささえ、地域の「困った」の解決をめざしました。また地域住民と職員が組合員としてともに学び、コロナ禍での組合員活動の新たなスタイルを創造してきました。地域の協議体への参加や総合事業への挑戦など、自治体との連携にも力を入れ、協同組合間協同や様々な団体と連携・連帯を深め、平和や社会保障改善の運動にも積極的にとりくんでいます。

今後も「持続可能な開発目標(SDGs)」のとりくみを一層推進し、実現にむけて力を発揮して参ります。

医療福祉生協に対する皆さまの一層のご理解と、更なるご指導・ご鞭撻をお願いするとともに、本年が皆さまにとって幸せな一年となりますよう心から祈念申し上げます。