「西日本豪雨 被災地支援 医療福祉生協の活動報告」~全国から看護師派遣を決定~

医療福祉生協連 藤原高明会長理事より、広島医療生協 斉藤孝司専務理事へお見舞金をお渡ししました。

西日本地域に甚大な被害をもたらした「平成30年(2018年)7月豪雨」により、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

医療福祉生協連は、現地の会員生協や県生活協同組合連とともに、被災地支援に向けた活動を行っています。
現在は、豪雨直後の緊急物資の支援に続き、人的貢献にむけた活動を行っております。
7/9 7/10 被災した倉敷医療生協、広島医療生協、広島中央保健生協を訪問し、見舞金をおわたししました。
日本生協連からの要請を受け、広島市安芸区災害ボランティアセンターへ看護師2名を8月末まで派遣することになりました。
支援活動は7/26から開始され、8/11までに全国から延べ29人の看護師が派遣されました。
活動内容は、ボランティアの体調管理と熱中症への配慮と声掛け、場合によっては緊急時判断や一時対応(傷手当)等です。


これまでに活動に参加していただいた方々の声をおとどけします。

■1日目のサテライトは、地域の方、中には70代くらいの方々も活動しておられ、地域で復興を目指しているのを感じました。また、自転車でまわっていると「ありがとう!」と自然に声をかけてくださる事もうれしかったです。

■ボランティアの皆さんは、時間も忘れて一生懸命活動されるので、顔色や体の状況などを確認しながら、活動時間、休憩時間の時間管理を看護師が実践し、体調の管理をしっかりしていくことが大切だと感じました。

■その日、その場所で支援していく必要があり、「昨日はこうだった」「先週はこうだった」は参考にしかならず、その場で考えて、判断、行動していくことが重要でした。ひとりで決断できないところは、看護師みんなで相談して決定していけたことがよかったと思います。

■この災害による二次災害として、腰痛で入院されるなど、大変な生活状況にあると感じました。家屋が使用できない状況のところもあり、今後の復興支援の重要性をもっと伝え、支援が継続できるとよいと感じました。地元から支援されている方は、休日のたびに来られており、体調管理が心配されます。心が痛くなる思いがしました。

■災害から約一か月たつが、まだ復旧には時間がかかると感じました。大きな道路は何事もなかったようだが、1本入った川や水路沿いの道は、途中でえぐられたようになっており、土砂や壊れた車、家電、畳などそのままの状態で残っていました。


医療福祉生協連と全国各地の医療福祉生協は、ひきつづき、被災地域のみなさまのくらしの一日も早い復旧に向けて、支援活動を継続してまいります。