すこしお生活はじめませんか

「すこしお」はじめませんか?

 医療福祉生協の「すこしお」

わたしたち医療福祉生協は、医療・介護・福祉を通して、地域のひとびとの健康とくらしを支えています。

「昨日よりも今日、さらに明日がより一層意欲的に生きられる。
そうしたことを可能にするため、自分を変え、社会に働きかける。
みんなが協力しあって楽しく明るく積極的に生きる。」
(医療福祉生協の健康観)

わたしたちの大切にする健康観のもと、「すこしお」をはじめています。

一人ひとりが主体的に健康をはぐくむ社会をめざしてぜひ、「すこしお」にご参加ください。

「すこしお」とは?

「すこしお」とは、「少しの塩分ですこやかな生活」をめざす医療福祉生協のとりくみの総称です。

減塩と聞くと、「つらい」「おいしくない」「続けるのが大変」と思いがち。

「すこしお」を通して、減塩に対するイメージを変え、ひとりひとりがポジティブに「塩と上手につきあうこと」を考え実践する、そんな世界をつくる一助になりたいと考えます。

1970年半ばより、各地域の生協では工夫をこらした減塩のとりくみを推進してきました。

医療福祉生協では、これら減塩のとりくみを「すこしお」として名称化し、2015年「すこしお」を商標®として登録しました。

1970年半ばより続けている「減塩活動」

塩味テスト

長年にわたり多くの医療生協 では、さまざまな「減塩活動」にとりくんできました。

みそ汁による「塩味テスト」では、うす味から少しずつ濃さを変えたみそ汁と自宅のみそ汁を飲みくらべ、塩分量を測ったり、塩分の身体への影響を学んだり、日常生活での減塩の工夫を話しあったりしていました。

現在でも各地域で、減塩に関する実践が日々行われています。

※「医療生協」は発足当初の名称です。2010年より「医療福祉生協」と名称を変え、活動しています。

上手に“すこしお”できていますか?

1日の塩分摂取量の目安は…

世界保健機関(WHO)は、世界の人々の塩分摂取目標量を1日5gとしていますが、日本では、1日の塩分摂取目標量を男性8g、女性7gとしています。最新の2014年の国民健康・栄養調査では塩分摂取量が9.7gとなっています。医療福祉生協では、1日あたり6gをめざしています。

♡POINT 食品の塩分量に注目してみましょう!

食品パッケージの栄養成分表示に記載してある食塩相当量を確認し、調理で使用する塩分量を調節しましょう。食事の際には塩分を意識し、自分が食べる食事の1日の塩分量を計算しながら食事をすることで、減塩食に努めましょう。

実際はこんなところにも塩分が…

市販の加工食品や保存食など、見た目にはわからなくても塩分は食材の中に入っています。ラーメンなど外食で食べる麺類で約4~6gもの塩分が入っていると言われており、3食外食すると目安量を大きく上回る塩分量を摂取することになります。

♡POINT 食事のとりかたを意識してみましょう!

会食や外食で塩分の多い食事をとりすぎてしまっても、次の食事で塩分を少し控えるよう意識するようにしましょう。酸味や香辛料で味を引き立てたり、濃いめの出汁もおすすめです。表面だけに味付けするのも効果的です。

塩分量が多いとこんなリスクが…

塩分をとりすぎると、むくみ・血圧が上がる・のどが渇くなどの症状が誰にでも現れます。これを気にせずに塩分過剰な状態が続いてしまうと、腎臓や心臓などに負担がかかり、病気を引き起こす可能性があります。

♡POINT 生活習慣を見直してみましょう!

生活習慣病を予防するには、塩分のとりすぎに注意するとともに、バランスのよい食事や適度な運動を心がけるとより効果的です。まずは自分自身や家族の生活習慣・食生活を一度見直すことからはじめましょう。

“すこしお”はおいしく、たのしく!!

“すこしお”ではこんなとりくみを進めています。

「24時間蓄尿塩分調査」で活動の成果を見える化

塩分摂取量

医療福祉生協では、1984年からほぼ5年毎に「24時間蓄尿塩分調査」を約2,000人~3,000人の規模で実施しています。普段の減塩活動の効果を見るうえでも重要で、実際毎回対象者の塩分摂取量は減ってきています。長年にわたり、継続して行われる全国規模の健康調査活動としては非常に貴重な調査です。

「すこしおレシピコンテスト」でおいしく減塩

すこしおレシピコンテスト最優秀賞
「げん(減)きでエン(塩)ジョイ食生活(旬の食材満喫レシピ)」

医療福祉生協では、全国規模で「すこしおレシピコンテスト」を行っています。応募作品の特徴は、簡単に調理することができ、ちょっとした工夫で味にアクセントがついていること。審査のポイントは、「アイデア」「見た目」「作りやすさ」としています。工夫次第で、塩分控えめでもおいしい料理が楽しめるのです。

「すこしお」の輪を地域に広げる

青森保健生活協同組合での「すこしおチャレンジ」

医療福祉生協では、健康増進をめざすとりくみとして、秋に「健康チャレンジ 」を開催しています。近年では地方自治体や他団体の後援や協賛をいただき、「健康チャレンジ」が地域に広がっています。2016年度の「健康チャレンジ」から「すこしおコース」を定める地域もあり、すこしおでのあたらしい健康づくりがはじまっています。

健康チャレンジ…家族や友人、地域のみなさんと一緒に健康増進をめざすとりくみです。

ここからはじまる、すこしでもおいしい生活。

「塩とのつきあい方」をポジティブに考えるきっかけに。

日本医療福祉生活協同組合連合会 理事
健康づくり委員長
川﨑 順子さん

誰でも簡単にはじめられる「すこしお」。
とりくみを通してさまざまな声があがっています。

川﨑順子さん

みなさんは減塩と聞いて、どんなイメージを持ちますか?「つらい」「おいしくない」「続けるのが大変」と思う方も多いのではないでしょうか。

「すこしお」は、自分自身やご家庭で無理なくできる活動を推進しています。1食2gの減塩料理コンテストで減塩の工夫を集めたり、街頭での減塩チェックで各家庭の塩分濃度を知ってもらうなど、さまざまなとりくみを通じて、塩とのつきあい方を見直し、減塩に対するイメージを変えていけたらと考えています。

「減塩することで素材の味を楽しめた」「朝のみそ汁の味噌を少しずつ減らしていった」「スーパーで買ったサラダにドレッシングをかけないようにした」これは、新しく「すこしお」のとりくみを体験した人たちの声です。

「すこしお」のとりくみを体験した人は、薄味の食事をはじめると、食物本来の素材の良さをしっかりと感じることができ、そのために新鮮な食べ物を求めたくなります。庭やベランダで野菜を自ら育てたり、青空市場へ目が向いたりと地域で採れる新鮮なものを美味しく感じ、地産地消へも意識しはじめます。

「1食で塩分2gのお弁当が売っているといいな」「すこしお料理を持ち寄ってみんなで交流したい」自分や家族はもちろんのこと、まわりとの関わりの中で「すこしお」を考え、地域とのつながりを意識する人も多いようです。

「すこしお」のとりくみは輪となって、徐々に広がってきています。自分だけではなく、“すこしお”なまちづくりを一緒につくっていけたらいいですね。