とりくみ

健康づくりを通じて、くらしとまちづくりに貢献します。

わたしたちは「だれもが住み慣れたまちで安心して暮らしたい」「みんなでたすけあい、協同の力で問題を一つひとつ解決していきたい」という思いにこたえるため、医療・福祉・食事・住まいのサービスを切れ目なく提供しています。

組合員の身近に医・福・食・住の事業

医療福祉生協は、組合員自身が運営に参加する医療・福祉・食事・住宅などの事業によって、組合員のいのちや健康を育み、またすこやかに安心して暮らし続ける高齢期を支えています。

人びとのいのちと健康を支える医療事業

病院・診療所

医療福祉生協の病院・診療所は、乳幼児期から高齢期まで幅広い疾病治療にあたるだけでなく、組合員の健康づくりを支援し、いのちと健康を支えています。高齢社会のまちづくりである医療福祉生協の地域包括ケア実現に向け、24時間365日の在宅医療にも力を入れています。

〈主なとりくみ〉病院・診療所、在宅医療、(医療)訪問看護など

歯科

歯科では、虫歯の予防・治療はもちろん、人生の最後まで「口から食べること」を大切にしたとりくみをすすめています。病院・診療所と連携し、入院患者や在宅患者に対して歯科医師や衛生士とリハビリ職が協力して口腔ケア、口腔リハビリテーションを実施し、誤嚥性肺炎などの予防と栄養状態の改善にとりくんでいます。

〈主なとりくみ〉病院歯科・歯科診療所、在宅歯科、口腔ケア、口腔リハビリテーションなど

くらしと地域を支える介護・福祉、食事、住宅事業

介護

組合員の高齢期を支え、「住み慣れたまちで安心して暮らしたい」という願いを実現するため、様々な介護事業にとりくんでいます。介護施設では、元気な組合員がボランティアとして活躍しています。

〈主なとりくみ〉有料老人ホーム、介護老人保健施設、認知症グループホーム、(看護)小規模多機能居宅介護、(介護)訪問看護、訪問介護、通所リハビリテーション、通所介護など

食事

高齢社会のくらしを支える食に関わる事業をすすめています。見守りを兼ねた配食や食堂は多くの生協がとりくみ、調理や弁当配送には組合員も参加しています。地域購買生協(コープ)と協同した配食会社も設立されました。

〈主なとりくみ〉宅配弁当、食堂開催など

住宅

高齢期を迎えひとり暮らしが難しくなった組合員が、力を合わせ助け合って生活できるよう住宅事業を行っています。病院・診療所や介護事業があるので、いざという時にも安心してくらし続けられます。組合員が探してきた空き家を改修し、組合員自身が運営に参加する住宅もあります。

〈主なとりくみ〉有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅、一般住宅など

健康づくりで明日をもっと元気に

「健康で長生きしたい」という願いを実現するため、地域まるごと健康づくりにとりくんでいます。組合員が集まり、気軽に相談できる専門家の力を借りて、日常生活の場で主体的にとりくみをすすめています。

健康チェック

組合員が自分の健康状態を知ることで疾病の早期発見や生活習慣の見直しに役立てようと、自ら血圧や体脂肪測定、尿チェックなどを行っています。

主に、組合員が3人以上あつまって、専門職(医師・歯科医師・看護師など)と一緒に病気の予防や健康づくりについて学ぶ班会でとりくんでいます。さらに、地元スーパーやコープのお店の一角を借りたり、自治体の行事、公民館などで、地域の人びとを対象にまちかど健康チェックも行っています。

健康チャレンジ

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普段の生活習慣を見直し、健康習慣を身に付けようと禁煙や食生活の改善などに一定期間とりくむ「健康チャレンジ」を行っています。数多くのコースの中からいくつかを選んで友人・職場・家族などのグループで申し込み、毎日のとりくみ状況を記録して結果を報告します。子どもを対象にしたキッズチャレンジも好評です。地域まるごと健康づくりをめざす健康チャレンジは、多くの自治体や教育委員会から後援を受けています。

医療福祉生協は、組合員がめざす健康習慣として「8つの生活習慣」と「2つの健康指標」を定めています。

すこしお生活

すこしお

「すこしの塩分ですこやかな生活をめざす」とりくみを、医療福祉生協では「すこしお生活」と名付けました。「すこしお生活」は、医療福祉生協の健康習慣が定める「一日塩分摂取量6g未満」を無理なく習慣化していくことをめざす減塩活動です。

班会など多くの人たちが参加する場でみそ汁の塩分チェックをしたり、尿中の塩分量をチェックするなど、楽しみながらとりくんでいます。

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「おたがいさま」の助け合い

医療福祉生協の組合員は、それぞれの日常生活圏ごとに組合員の組織やボランティア団体をつくり、助け合いの活動を行っています。高齢者の訪問・見守りや通院の付き添い、配食、子どもの学習支援、子ども食堂などさまざまな形の助け合いを行っています。くらしの困りごとの解決に向けて「自分たちでできることは自分たちで行う」ことを大切にしています。

居場所

お茶会や食事会、健康づくり活動、おしゃべりを通して、人と人をつなぐ場としての居場所づくりを行っています。空き家を借りたり、事業所のスペースを利用したり、組合員の自宅や公民館を利用するなどして運営しています。

気軽に足を運ぶことができる居場所づくりは、人と人とのつながりによって成り立つ生活協同組合の本来の活動です。

子ども・子育て支援

医師・看護師による子ども健康教室、子育てサークルや学習支援(無料学習塾)、食事会(子ども食堂)などの活動を行っています。支える側・支えられる側という一方的な関係ではなく、子どもを中心として人と人とのつながりをつくり、まちづくりを行っています。

平和のとりくみ

「平和をつくる」の理念のもと、核兵器廃絶のとりくみや平和大会への参加を行っています。

核兵器廃絶を求めるとりくみ

学習会や署名行動、集会への参加を行っています。

NPT(核兵器不拡散条約)再検討会議に参加し、核兵器廃絶をアピールしています。毎年「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ」「核兵器のない世界を」と核兵器廃絶を訴えて練り歩く国民平和大行進をとりくんでいます。

ピースアクションへの参加

日本生協連と広島県生協連の共催で行われる「ピースアクションinヒロシマ」に参加しています。被爆体験の継承や核兵器のない世界を求める思いを共有する場としています。

くらしの視点で復興支援

被災住民のくらしを支える活動に継続的にとりくんでいます。避難所や仮設住宅、被災者の自宅など様々なところに訪問し、健康チェックや健康体操などの保健予防活動を通じて、くらしの相談活動を行っています。

被災者の健康づくりをサポート

東日本大震災支援として東北地方の医療福祉生協を中心に、仮設住宅などでの健康チェック活動を継続し、被災地でのくらしを支援しています。子どもと保護者のリフレッシュ企画として保養プロジェクトを開催し、各地の医療福祉生協で受け入れを行っています。

熊本地震では、全国の医療福祉生協が様々な支援にとりくみました。生協くまもとコープ春日店で健康相談・健康チェック活動を行いました。また、益城町の避難所や福祉施設への介護専門職を派遣し、高齢者や障害者の入浴介助、食事介助、見守りを行いました。

鳥取県中部地震では、全国に支援要請を行い、募金を呼びかけました。近隣の医療福祉生協から支援が入り、組合員の安否確認や要望に応えた支援活動を行いました。

地震災害以外にも、2014年広島豪雨による土砂災害(広島医療生協)、2015年関東・東北豪雨での水害被害(栃木保健生協・茨城保健生協・医療福祉生協いばらき)、2016年台風10号岩手豪雨災害での水害被害(盛岡医療生協)等で支援募金にとりくみました。

世界の保健協同組合と国際活動

イタリア、カナダ、韓国、マレーシア、ネパール、インド、スリランカ等、世界の保健医療協同組合との交流を深め、協同組合としての医療・介護実践を学びあっています。

海外から注目される医療福祉生協の活動

超高齢社会における持続可能な医療・介護のあり方のひとつとして、医療福祉生協が提供する組合員参加型の医療・介護サービスについて世界の保健医療協同組合と交流をしています。消費者である地域住民が資金を出し合い医療・介護事業を運営するという仕組みは世界でもめずらしく、組合員による班活動・健康づくりとあわせ海外からの研究・視察依頼が寄せられ、受け入れを行っています。

国際団体の会長・副会長国として貢献

国際協同組合同盟の保健部門である国際保健協同組合協議会(IHCO)の副会長国として、また、アジア・太平洋地域保健協同組合協議会(APHCO)の会長国として、世界の保健協同組合をリードしています。

※国際協同組合同盟(International Co-operativeAlliance:ICA)は1895年に設立され、後に国際連合に登録された世界最大のNGO(非政府組織)です。

災害支援の経験を伝える

ネパール地震で深刻なダメージを受けた現地医療機関Public Health Concern Trust-NEPAL(phect-NEPAL)を訪問し、東日本大震災支援活動における救急医療や長期にわたる支援活動に関する経験やノウハウを伝え、保健協同組合の国際的な災害支援のあり方を交流行っています。

くらしを支える人を育てる

医療福祉生協連では、医療・介護専門職や組合員向けに年間40回を越える研修会を開催し、延べ2,800名が学んでいます。

総合診療専門医の育成

身体の状態だけでなく患者の社会生活なども含めた全体を診て、必要に応じて専門医へ橋渡しを行う総合診療専門医(家庭医)の育成をすすめています。

2005年に家庭医療学開発センターを開設し、教育・研究活動、診療所開発を行っています。2011年より「臨床研究を行う医療福祉生協診療所ネットワーク」を立ち上げ、総合診療専門医の研究教育分野をリードしています。

高齢者のケアを行うエキスパートの育成

診療所では、世界保健機関(WHO)が発行した「高齢者にやさしい診療所ツールキット」にもとづくマニュアル・プログラムを使って、高齢者ケアの質の向上にとりくんでいます。

高齢者がいきいきと暮らすために、地域の中に診療所をつくり、実践することを通じて、高齢者ケアの質を向上し、組合員・住民から選ばれる診療所をめざしています。

看護師の育成

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病院や診療所、訪問看護ステーション、介護事業所などで、12,000人を超える看護職員が活躍しています。一人ひとりの看護師の能力を適切に評価し、看護師としてのキャリア開発を行うため「医療福祉生協のクリニカル・ラダー」を作成し、看護管理者の育成のために「マネジメント・ラダー」にとりくんでいます。全国の医療福祉生協間で研修(国内留学制度)を行うことで学びあい、育ちあいを実践しています。全国の医療福祉生協では、20名の認定看護管理者と100名を超える認定看護師が活躍しており、緩和ケアや感染管理、認知症などの分野で質の高い看護の提供をめざしています。

診療所で働く看護師のリーダーを育てるため、診療所看護指導者研修を行っています。予防医療やヘルスプロモーションを地域に発信していく役割や多職種連携の要となる役割など、従来の看護にとどまらない役割を身につけた診療所看護のリーダーを育成しています。

働きながら介護福祉士をめざす人を応援

働きながら介護福祉士の取得をめざす人のために、介護福祉士実務者研修通信課程を開校し、100名を超える医療福祉生協で働く介護福祉士・看護師が講師として活躍しています。スクーリングは北海道から沖縄まで、全国の医療福祉生協を会場に行っています。

医療福祉生協の通信教育

組合員が学ぶ機会として、さまざまなコースを用意して通信教育にとりくんでいます。医療福祉生協の基礎を学ぶコースや資格対策、管理者向け経営分析、コミュニケーション能力を高めるコースなど、全部で60コース以上あり、毎年1万5,000人をこえる組合員・職員が受講しています。