国際協同組合デー2026
「協同組合は世界平和に貢献します」
~ICAグアルコ会長メッセージのご紹介~

 7月4日は「国際協同組合デー」でした。国際協同組合同盟(ICA)は毎年、国際協同組合デーにあたり、世界の協同組合に向けたメッセージを発信しています。
 2026年のテーマは 協同組合は世界平和に貢献します(Cooperatives Build a Peaceful World) です。

 国際協同組合同盟(ICA)のアリエル・グアルコ会長は、現在も世界各地で戦争や武力紛争が続き、多くの人々が貧困や不安定な生活環境の中に置かれている状況に触れながら、協同組合の果たす役割の重要性を訴えています。
 メッセージでは、協同組合が200年にわたり、人々のくらしと地域を支え、多様な人々が対話し協力する「平和の学校」として歩んできたことが強調されています。
 医療福祉生協においても、健康づくり、居場所づくり、助けあい活動、地域との協働など、日常の実践そのものが人と人とのつながりを育み、平和な地域社会づくりにつながっています。
 この機会にぜひ、添付のICAグアルコ会長メッセージをご一読いただき、各生協・事業所・組合員活動のなかで共有いただければ幸いです。

 

添付資料:
「第104回国際協同組合デー(2026年7月4日)ICAアリエル・グアルコ会長メッセージ」

 親愛なる協同組合の仲間の皆さん

 2026年7月4日(土)に、私たちは「平和」をテーマに、国際協同組合デーを迎えます。
 残念ながら、私たちは現在、多くの地域で暴力が広がる時代を生きています。
 50を超える激しい戦争に加え、120以上の武力紛争が発生しており、世界各地で何百万もの人びとに影響を及ぼしています。

 世界の軍事支出は2兆8,900億ドルに達しました。前年比2.9%増となり、11年連続で増加しています。
 その一方で、8億3,000万人以上が極度の貧困状態にあり、1日2.15ドル未満で暮らしています。

 こうしたことは、私たちの生産・消費・くらしのあり方のデジタル化・自動化・ロボット化が、過度の不確実性を引き起こしているなかで起こっています。というのも、私たちの大半は、こうした変革の主体ではなく、対象にすぎないからです。
 協同組合は、200年にわたって、私たちが労働者・生産者・消費者・利用者・預金者等として、自分たちの生活を主体的に管理する仕組みであり続けてきました。今、この協同組合の仕組みが、かつてないほど重要性を高めています。

 協同組合は、この大きな変革が、地域社会の主体的な管理のもとで行われ、人びとの共通の利益に向けて方向付けられるようにできる、おそらく唯一の仕組みなのです。
 また、協同組合は「平和の学校」でもあります。多様な文化的・民族的・地理的背景を持つ人々の間で、対話、率直さ、そして温かい交流を促進しています。
 こうしたすべての理由から、協同組合経済が生み出す社会的・文化的・環境的な調和こそが、積極的平和を実現するために欠かせない条件であると言えます。
 こうした社会的・文化的・環境的な調和は、単に暴力の終結を宣言する以上の ことであり、私たちはすでに、そのことを提唱し、その責任を負う人たちに求めています。

 この国際協同組合デーにあたり、組合員や地域社会の人たちとともに、私たちが日々積み重ねている活動が、平和な世界の実現にどのように貢献しているかを、改めて見つめ直しましょう。
 人類は今、連帯、包摂、そして社会正義を基盤に、平和な未来へと進むことを強く求められています。私たちと次世代のために、望ましくふさわしい未来を、ともに築き続けていきましょう。

 素晴らしい国際協同組合デーを!