第15回APHCO総会が、スリランカのコロンボで開催されました

 2025年11月24日(月)、第15回アジア太平洋地域保健協同組合協議会(APHCO)総会が、スリランカのコロンボにおいて開催され、5カ国・6組織・19名が出席しました。今回の総会は6年ぶりの実開催で、医療福祉生協連からは、髙橋淳代表理事会長理事・APHCO会長、藤原高明国際委員会委員・APHCO理事、片山忍代表理事専務理事・APHCO事務局長をはじめ、事務局を含めて6名が出席しました。

 総会では提案されたすべての議案が全会一致で承認されました。

 また、翌日は、2カ所の協同組合病院の視察を行いました。

 今回の総会では、国連が今年を「国際協同組合年(IYC2025)」に定めたことに賛同し、APHCOに加盟する保健協同組合が、それぞれの国や地域においてSDGs達成に貢献するとともに、更なる発展を目指して、「APHCO特別決議」が採択されました。

APHCO特別決議
(2025年11月24日、スリランカ・コロンボ)

 国連は、さまざまな分野で持続可能な開発目標(SDGs)に貢献している協同組合を高く評価し、その認知の向上と協同組合の振興のために、2025年を2012年に続き2回目の国際協同組合年(International Year of Cooperatives:IYC)に定めました。

 APHCO加盟の保健協同組合は、この「IYC2025」を歓迎し、それぞれの国・地域においてSDGsの達成に貢献するとともに、それぞれの保健協同組合の発展のために、以下について確認します。

  1. 私たちは、それぞれの国・地域において、医療・福祉サービスの提供と地域住民のヘルスリテラシー向上に向けたとりくみを通じて、SDGsの達成に貢献します。
  2. 私たちは、「東京宣言2007※(第3回国際保健協同組合フォーラム、2007年)における、5つの決議―貧困との闘い、平和の構築、環境の保護、健康的なコミュニティの創造、十分な量の専門的な健康資源の開発」について賛同し、その実現に向けそれぞれの国・地域において、より 積極的な役割を果たします。
  3. 私たちは、「協同組合のアイデンティティに関するICA声明(1995年)」にある協同組合の「定義・価値・原則」について、「実践し、伝え、守り」、保健協同組合の価値を高めます。
  4. 私たちは、連携と交流を重ね、ともに学びあい、互いの発展をめざし、持続的なパートナーシップを育んでいきます。                                                
以上

 

第15回APHCO総会

全体で記念撮影