マレーシアの協同組合関係者を迎えた研修で、日本の医療福祉生協についてレクチャーしました

2025年10月6日~9日、マレーシア協同組合連合会(ANGKASA=アンカサ)と会員の協同組合の幹部および協同組合所管の政府関係者20名が研修目的で来日。日本協同組合連携機構(JCA)が窓口となり、日本の協同組合を訪問しました。
研修の目的は、人口減少、少子化・高齢化などの課題に協同組合がどのように対応しているかを学ぶことです。

10月7日には、医療福祉生協連の片山忍代表理事専務理事が、医療福祉生協連と全国の医療福祉生協についてレクチャーを行いました。


レクチャーを行う片山忍代表理事専務理事


参加者から活発な質疑がありました

質問は、医療福祉生協連の会員生協事業所のことから日本の医療制度のことまで多岐にわたりました。その中で共通した課題は、医師の時間外労働の問題でした。日本では2024年から医師の働き方改革として、一定の上限設定がされましたが、マレーシアでは法的な制限がなく、36時間以上の連続勤務もあるとのことでした。日本でもマレーシアでも医療従事者の確保と、個人の努力だけに依拠しない仕組みづくりが引き続きの課題であることを認識しました。

 

詳細は2025国際協同組合年全国実行委員会ホームページをご覧ください。