2025年6月10日(火)、ホテルイースト21東京にて第15回通常総会方針学習会「協同組合の価値を私たちの言葉で」を開催し、69生協179名が参加しました。
日本協同組合連携機構代表理事専務 比嘉政浩氏は「世界・日本・地域をとりまく環境と協同組合の価値」と題して講演をし、2025年が2度目の国際協同組合年になった経緯を踏まえて、協同組合への期待と評価を語りました。また、協同組合のアイデンティティに関するICA声明をめぐる最新の議論が紹介され、協同組合の定義にみる困難とその克服の方向性が示されました。
その後、医療生協さいたまと阪神医療生協から実践報告がされ、トークセッションが行われました。参加者からは「社会全体が行き詰まりを見せる中で、課題解決力の実績を有する協同組合への期待が高まっているという話が非常に印象的だった」「理念と持続的経営を両立させるためには、新たな事業モデルの探求と優れた事業システム確立が不可欠であると強く感じた」「事業と組合員活動は別々のものとなり動いている現状がある。地域の困りごとは組合員さんの仕事のようになっている。事業から地域活動を仕掛けていく、そのような取り組みが協同組合の価値の創造につながっていく。班会だけではなく、地域住民や諸団体との交流を積極的に行っていこうと思った」等の感想が寄せられました。
当日のプログラム
- 学習講演「世界・日本・地域をとりまく環境と協同組合の価値」
日本協同組合連携機構代表理事専務 比嘉政浩氏 - 報告「地域組合員と職員組合員がともにつくる医療・介護事業の魅力・楽しさ」
医療生協さいたま生活協同組合行田協立診療所 長濵共子氏 - 報告「私たちだからできる地域協働 生協であることを最大の強みにして」
阪神医療生活協同組合地域活動サポートセンター 塩見有生氏 - トークセッション
大阪大学大学院教授 斉藤弥生氏
日本協同組合連携機構代表理事専務 比嘉政浩氏
医療生協さいたま生活協同組合行田協立診療所 長濵共子氏
阪神医療生活協同組合地域活動サポートセンター 塩見有生氏