新入職員歓迎あいさつ

 全国の医療福祉生協に入協された新入職員のみなさん、誠におめでとうございます。全国には96もの医療福祉生協があり、それぞれの事業所で働く医療・介護従事者は約3万9千人おります。また、私たち医療福祉生協は地域住民がお互いの願いを満たすために手を結び「組合員」となり、「出資・利用・運営」により、医療・福祉サービスはもちろんのこと、健康づくり・まちづくり・お互いさまの助け合い活動を行っている「協同組合」です。その組合員は全国約290万人です。

 おそらく多くの新入職員の皆さんは「地域医療に貢献したい。高齢者を支える介護に貢献したい」など、医療や福祉への貢献を誓い、入協されたものと思います。そして、医療福祉生協の職員には、医療・福祉の担い手ともう一つ、組合員の一人として “地域まるごと健康づくり”をすすめる役割があります。わかりやすく言えば、地域の医療・福祉のみならず、地域全般に貢献する(できる)役割があります。

 2025年は、国連が定めた「国際協同組合年」です(IYC2025)。国連は、持続可能な生産と消費、食料安全保障、気候変動対策、地域の人々への医療・福祉、働きがいのある人間らしい仕事の創出、すべての人が参加できる社会づくりなど、さまざまな分野で持続可能な開発目標(SDGs)に貢献している協同組合を評価し、その認知の向上と協同組合の振興のために、2025年を国際協同組合年に定めました。テーマは「協同組合はよりよい世界を築きます(Cooperatives Build a Better World)」です。

 新入職員のみなさん、全国には多くの仲間がいること、地域には多くの組合員がいることを忘れずに、地域をみる視点を常に意識して、まずは日々の業務にまい進してください。そして、「地域まるごと健康づくり」、IYC2025のテーマ「協同組合はよりよい世界を築きます」を全国の組合員とともにすすめてまいりましょう!

日本医療福祉生活協同組合連合会 代表理事専務理事 片山 忍

青森保健生活協同組合写真
青森保健生活協同組合
医療生協さいたま生活協同組合写真
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みえ医療福祉生活協同組合写真
みえ医療福祉生活協同組合
神戸医療生活協同組合写真
神戸医療生活協同組合
倉敷医療生活協同組合写真
倉敷医療生活協同組合
沖縄医療生活協同組合写真
沖縄医療生活協同組合