comcomは医療福祉生協の情報誌(毎月20日発行、定価410円)です。
- 医療・保健・福祉情勢を中心に現代を見つめ、タイムリーな情報をお届けします。
- 健康づくり・まちづくりをすすめる全国の医療福祉生協の取り組みを紹介します。
- 病気予防になる料理レシピ、映画・音楽情報など楽しい記事もいっぱいです。
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comcom2月号が発刊されました

【comcom 2018年2月号の表紙】
渡部一喜さん「おいしそうな雪山」
社会福祉法人東京コロニー アートビリティ
■特集
自分の人生をみつめて「片づけ」
【インタビュー】
●生活研究家・消費生活アドバイザー
阿部絢子
【リポート】
●コープくらしのたすけあいの会
心に寄り添って
片づけのお手伝い
■協同のある風景
介護福祉士を育てる
-介護福祉士実務者研修のとりくみ-
広島医療生協・広島中央保健生協・生協ひろしま
働きながら介護福祉士を
めざす人をサポート
「介護人材が足りない」。新聞やテレビなどでよく見かけます。将来どれくらい不足するのでしょうか。厚生労働省は2025年時点で約38万人が不足すると試算しています(需要253万人:供給215万人)。全国の医療福祉生協で働く介護人材は現在8000人です。厚生労働省の試算に機械的にあてはめると2025年には9900人の介護人材が必要で、それでもなお需要に対して1750人不足します。医療福祉生協全体で今後10年以内に3650人の介護人材確保が必要ということになります。
介護人材が不足すること自体、大きな問題です。一方で、質の向上も課題です。厚生労働省では、介護人材の質向上に向けて介護福祉士資格の取得方法を変更しました。働きながら介護福祉士の資格を取得する場合、3年の実務経験で受験可能だった従来のルールを変更し、3年の実務経験に加え「実務者研修(座学+介護過程・医療的ケアのスクーリング:6か月・450時間以上)」の修了を義務付けました。新しいルールは2017年1月の介護福祉士試験受験者から適用されています。
医療福祉生協連は、働きながら介護福祉士をめざす人をバックアップするために「日本医療福祉生活協同組合連合会 介護福祉士実務者研修通信課程」(以下、医療福祉生協連実務者研修)を2016年よりスタートしました。連合会が通信教育(座学)を実施し、参加を希望する会員生協がスクーリングをおこないます。スクーリング教員は医療福祉生協の現場で活躍している介護福祉士・看護師が担います。2016年度は14生協が参加し224人が受講、2017年度は20生協293人が受講しました。医療福祉生協以外の人の受講も増えており、実務者研修の受講を機に医療福祉生協への就職につながる事例も生まれています。
続きはcomcom2月号をご覧ください!