「コムコム川柳第60回入選作品(12月号掲載)」の紹介

「コムコム川柳第60回入選作品」の紹介(情報誌「comcom 2016年12月号」掲載)
~皆さまから寄せられた句から優秀作品と講評、佳作を紹介~

医療福祉生協の情報誌「comcom 2016年9月号(第60回)」の折り込み葉書で応募いたただきました句から「自由吟の優秀作品3句と講評」、「課題吟の優秀作品3句」、その他の「良かった句(含む課題吟)」などを紹介します。

入選句掲載誌「comcom 2016年12月号」表紙

入選句掲載誌「comcom 2016年12月号」表紙

⇒医療生協の情報誌『月刊comcom』案内
「コムコム川柳 2016年12号」の募集案内(11月21日掲載)

出された題によって作句のヒントがすぐ浮かぶ人とそうでない人がいます。「恩」の題に多勢の人は恩返しを思いつくでしょう。そんな句を投句されると、よく似た句ばかりで共倒れになります。「恩」は相手がありますから、少しでも他人と違う「恩」の感じ方、「恩」の表現などを考えてみることが、良い句のできる第一歩だと思います。(選者:全日本川柳協会常任幹事 奈倉 楽甫)

■自由吟 【優秀作品 :3句】(選者:奈倉楽甫) ※一部ペンネーム使用
一席:急流を避けて泳げる老いの智恵     郡山医療生協 先﨑未定さん
その意気に拍手を贈ります。あえて困難に挑む勇気は、若いころは貴重とされました。そのための努力もいくつも経験されたかもしれません。やがてその中で良い道を見つけ、今に至られたのでしょう。
二席:日曜も 祝日もなく 秋のムシ      鹿児島医療生協 中村忠生さん
昭和30年ころの会社では、月に2日の休みが当たり前でした。やがて週休となりますが、管理職は関係なしでした。帰り道、草むらで鳴く虫に「お前も休みなんかないよね」、と虫に慰められたような感じがしました。
三席:同窓会 記憶の底に 恋ひとつ        岡山医療生協 まどかさん
還暦が近くなったころ、久しぶりに同窓会に行きました。友達との話の中で、「お前に好意を持っていた人がいただろう」といわれたが、覚えはなかったです。平凡で何の取り得もないと思っていたのに…。ただ、その人は来ていませんでした。

■課題吟 【優秀作品 :3句】 題「」 (選者:奈倉 楽甫)
・車イス 笑顔で押して 恩返し       きらり健康生協 キーコさん
・兄弟子に 勝って出世の 恩返し     奄美医療生協 芳 文雄さん
・親の恩返せず老いて残る梅        ヘルスコープおおさか 岡﨑信義さん
※課題吟 3月号の題:「母校」  例:改築の母校親しみなくそびえ 青鬼 
このように、「母校」 をテーマにした句をお寄せください。

【佳作:8句】 今月の他の良かった句を紹介します。(含む課題吟)
・すこしおで ほんのちょっぴり 目方減り   岡山医療生協 山大好きさん
・三つき毎 施設転々 穴惑い         みなと医療生協 峰野さん
・彼岸花 会議せずとも 一斉に        徳島健康生協 傅住さん
・お祭りに 孫5人来て 保育園         阪南医療生協 藤井さん
・菓子づくり 昔ブックで 今スマホ       米子医療生協 オリビア大好きさん
・秋晴れの 丘に恩師の 句碑が映え     福山医療生協 金太郎さん
・忘れない あの人のこと あの言葉      ひかわ医療生協 井上さん
・恩返し 優しく催促されました          高知医療生協 谷さん
■お願い:募集句のうち優秀作品などを当会のホームページにて紹介させていただきます。その際に個人名での掲載が不都合の方は「俳号」または「ペンネーム」を、また、所属の医療福祉生協名を必ずご記入願います。

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 会員支援部(担当:江本) 電話:03-4334-1580