「コムコム川柳第53回入選作品(5月号掲載)」の紹介

「コムコム川柳第53回入選作品」の紹介(情報誌「comcom 2016年5月号」掲載)
~皆さまから寄せられた句から優秀作品と講評、佳作を紹介~

comcom2016年5月号の表紙

comcom2016年5月号の表紙

医療福祉生協の情報誌「comcom 2016年2月号(第53回)」の折り込み葉書で応募いたただきました句から「自由吟の優秀作品3句と講評」、「課題吟の優秀作品3句」、その他の「良かった句7句(含む課題吟)」などを紹介します。

医療生協の情報誌『月刊comcom』案内
「コムコム川柳 2016年5号」の募集案内(4月21日掲載)

今月の課題は「包丁」でした。母の使う包丁をはじめ、独身時代に使っていたもの、子どもに使い方を教えた記憶、娘のために選んだ一品など、人それぞれに様々な思い出とドラマがあることでしょう。身近でくらしに欠かせない道具だけに、句材はたくさんあります。(選者:全日本川柳協会 常任幹事 奈倉 楽甫)

■自由吟 【優秀作品 :3句】(選者:奈倉楽甫) ※一部ペンネーム使用
一席:入院が 自分史を書く ペンをくれ   郡山医療生協 先崎さん
定年後の疲れが出たのか、しばらく入院することに。そこで、以前から気にしていた自分史のことをふと思い出した。退院するまでの間に、そろそろ人生を振り返ってみるか…。入院がペンを持つ動機を与えてくれたのでしょう。
二席:デイの日は 笑顔で語る 友がいる  きらり健康生協 おきみさん
喜寿を過ぎると日々の行動範囲は狭くなってしまいます。以前なら公園に出かければ話し相手がいましたが、近ごろは見かけません。その代わり、週2回ほど通うディサーピスには、話のできる人たちがいて、笑い話も楽しみのひとつになっているのでしょう。
三席:二人して メガネケータイ 探しあい  松江保健生協 神門さん
かつて、私が探し物をしていると、妻は「早く私に聞けばいいのに…」といいながら探してくれたものです。最近は、そんな妻もよく探し物をしています。それに気付いた私も、いっしよになって探します。
■課題吟 【優秀作品 :3句】 題「包丁」 (選者:奈倉 楽甫)
・葱きざむ 包丁の音 春が来る    群馬中央医療生協 吉田さん
・トントントン 母の包丁 魔法の手  神戸医療生協 佐藤さん
・包丁なし チンとハサミの 若夫婦  鹿児島医療生協 田中さん

※課題吟8月号の募集 題:「投書」   例:右肩の上がった文字で投書癖 蛙

【佳作:7句】 今月の他の良かった句を紹介します。(含む課題吟)
・杖なしで 歩けたのよと うれしそう   東京ほくと医療生協 木内さん
・みな元気 それだけでいい 老夫婦   松江保健生協 新田さん
・聞きたいな 産科医迎え 産声を     鹿児島医療生協 西垂水さん
・古稀過ぎて 初恋のこと 話し出す    徳島健康生協 伝住さん
・人信じ 疑いながら ツーロック     福山医療生協 山男さん
・包丁も まな板も無い ひとりめし    東京葛飾医療生協 腹囲八十二さん
・切れなくて 指助かった 仏様      沖縄医療生協 ジャスミンさん
・包丁の さばき一つで 美味くなる    阪南医療生協 藤井さん

■お願い:募集句のうち優秀作品などを当会のホームページにて紹介させていただきます。その際に個人名での掲載が不都合の方は「俳号」または「ペンネーム」を、また、所属の医療福祉生協名を必ずご記入願います。

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 会員支援部(担当:藤井) 電話:03-4334-1580