「コムコム川柳第51回入選作品(3月号掲載)」の紹介

「コムコム川柳第51回入選作品」の紹介(情報誌「comcom 2016年3月号」掲載)
~皆さまから寄せられた句から優秀作品と講評、佳作を紹介~

 医療福祉生協の情報誌「comcom 2015年12月号(第51回)」の折り込み葉書で応募いたただきました句から「自由吟の優秀作品3句と講評」、「課題吟の優秀作品3句」、その他の良かった句7句(含む課題吟)などを紹介します。

com com2016年3月号の表紙

医療生協の情報誌『月刊comcom』案内
「コムコム川柳 2016年3号」の募集案内(2月22日掲載)

川柳のグループでおこなわれる句会では課題吟が主流です。題に対して忠実な作品がよいとされるのが一般的ですが、題のとらえ方は人それぞれ、選を受けて発表されるとき、同じ題でも自分と違うことが分かって勉強になります。今月の題の「投げやり」は、上五に使われた句が全体の三分の二ありました。ほかの表現や使い方を考えていただければ、表現の幅が広がるでしょう。(選者:全日本川柳協会 常任幹事 奈倉 楽甫)
■自由吟 【優秀作品:3句】(選者:奈倉楽甫) ※一部ペンネーム使用
一席:秋の味 詰めて娘に 元気便     神戸医療生協 三宅さん(63歳・組合員)
親元から離れてくらす娘に、定期便として地元で採れた旬の野粟などを送る。いつから「元気便」と呼ぶようになったか覚えはないですが、送る方も元気だから送ってあげられます。元気を故郷の味に託して、娘に届けたいのでしょう。味のある句になっています。
二席:痛そうな 顔で赤チン 塗ってやる  福山医療生協 桃太郎さん(74歳・組合員)
共働きの若いお母さんが増えたそうですが、幼い子どもを預かつてもらえる、しっかりとした場所がないと安心して働けないことでしょう。この句は、親子を描いたものかもしれませんが、私には保育園や低学年の学童保育所のほのぼのとした光景のように思えました。
三席:余生など どうでもいいと いいながら  みえ医療福祉生協 榎本さん(78歳・支部長)
この句の詠み手はとても元気な人で、会って話をすると、その元気さ誰でもが納得されることでしょう。ところが、終活の話になると「ピンピンコロリ」一辺倒。案外こうした気楽さが長生きの秘訣かもしれません。
■課題吟 【優秀作品 :3句】 題「投げやり」 (選者:奈倉 楽甫)
・投げやりな 私の背中 見て育つ     倉敷医療生協 せとちゃん(65歳・支部運営委員)
・まあいいか何でもこれで70年!     ひかわ医療生協 井上さん(73歳・非常勤理事)
・投げやりも 分かるけれども 一呼吸   阪南医療生協 藤井さん(72歳・監事)
※6月号の「課題吟」を募集します。 題:「小鳥」  例:例:カナリアもきれいな言葉聞いて住み 幽香里
【佳作:7句】 今月の他の良かった句を紹介します。(含む課題吟)
・前向きに 生きる目線に 夢開く         阪神医療生協山下さん(71歳・非常勤理事)
・ナースコール 椅子を蹴り除け 駆けつける  宮崎医療生協 サイクリストさん(61歳・事務)
・暖かい 一枚脱いで 万歩計           奄美医療生協 芳さん(83歳・支部長)
・孫来ると てんやわんやも うれしそう     津軽保健生協 インドリンゴさん(72歳・理事)
・投げやりな 言葉の裏に 愛求め       ろっこう医療生協 あおぞらまちこさん(57歳・主任ヘルパー)
・投げやりで 拾った健康 もう投げぬ     盛岡医療生協 一方井さん(79歳・支部運営委員)
・投げやりな 寝姿猫は 至福時        鹿児鳥医療生協 甲斐崎さん(68歳・組合員)
■お願い:募集句のうち優秀作品などを当会のホームページにて紹介させていただきます。その際に個人名での掲載が不都合の方は「俳号」または「ペンネーム」を、また、所属の医療福祉生協名を必ずご記入願います。

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 会員支援部(担当:藤井) 電話:03-4334-1580