医療福祉生協連「東日本大震災支援活動交流集会」報告

2015年度「東日本大震災支援活動交流集会」報告

医療福祉生協連(東京都新宿区、藤原高明会長理事)は、2015年9月2~3日、福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズにおいて、37生協84名の参加で、標記の集会を開催しました。この集会の目的は、(1)被災地の現状を学ぶ、(2)被災地と全国の医療福祉生協の支援活動を交流する、(3) 今後の支援のあり方について考える、(4)被災地には、そこに住んでいる(生活している)人がいることを忘れない、というとりくみの契機とすることの4つを目的としました。集会の第一日目は4台のバスで4年が経過した原発事故被害地・津波被災地を視察しました。第2日目は活動交流集会(基調報告・支援活動報告・グループ交流・発表・まとめ)としました。

<東日本大震災支援活動交流集会の概要>

≪1日目 9月2日(水) 被災視察≫
◇原発事故被害地・津波被災地視察コース:富岡町(帰宅困難区域・居住制限区域 15km圏内)⇒楢葉町(避難指示解除準備区域 20km圏内)⇒広野町(居住可能 30km圏内)⇒海岸線を南下(国道6号線) 津波被災地を車中から見る(薄磯地区→豊間地区→小名浜地区)⇒道の駅「よつくら港」
※1~4号車それぞれに浜通り医療福祉生協から一人づつ添乗しガイドしてくださいました。

▲慰霊碑の後ろ側にも除染物質の袋の山

▲慰霊碑の後ろ側にも除染物質の袋の山

▲人の居ない避難地区の津波で壊れたままの家屋

▲人の居ない避難地区の津波で壊れたままの家屋

【視察内容に替えて参加者たちの感想(抜粋)を紹介します】
 「道を一本隔てて避難区域と避難解除区域がある実態は目で見ないと実感できません。もっと沢山の人に見てもらうことが必要だと思います」、「地震・津波・放射能・風評の被害の四重苦がいまだに続いていることが実感できました」、「人が居ない避難地域は4年前から時間が止まったまま取り残されていて、今後どうなるのかと不安になりました」、「被災地の人たちがともかく来て見てほしい。それが何よりの支援ですと言われる意味が分かりました」、「“百聞は一見にしかず” という言葉が今日ほど実感できた日はありませんでした。自生協に戻りこのことを伝え、できるだけ多くの人に被災地に足を運んでもらえるようにしたい」など、初めての方はもちろん、久しぶりに来た方たちも、「復興もすすんでおらず原発事故はまだまだ終わっていない」ということを実感した視察でした。
≪2日目 9月3日(木) 全体会≫
◇基調報告:「4年間の支援活動と5年目医療福祉生協連の支援活動」
医療福祉生協連 まちづくり委員会 宮田 育治委員
◇会員生協の支援活動報告:4つの会員生協から報告いただきました。
■盛岡医療生協「被災地に支部結成 ~いざというとき“も”役立つ医療生協~」   下机 都美子理事
■松協島医療生「3・11から四年目の夏を迎えて~~~全国の支援を受けた被災地の活動」
石巻支部・楳林 由美子支部長、小野 潤一被災地担当
■浜通り医療生協の支援活動:「原発事故、被災者の今とこれから」  伊東 達也理事長
■鹿児島医療生協「語り場から出発した支援活動」 田中 かすみ組合員理事(谷山北部ブロック担当)

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◇分散会(11グループ):テーマ「視察、被災地・被害地生協の支援活動と支援生協との活動交流」 ◇まとめと閉会あいさつ:医療福祉協連 東日本大震災復興支援委員会  石川 丈夫委員長  「これからの支援は、被災地で生活している人に寄り添う、医療福祉生協らしい支援を今後も続けていきましょう。」

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 会員支援部(担当 松村・髙橋) 電話:03-4334-1580