「コムコム川柳第38回入選作品」の紹介

「コムコム川柳第38回入選作品」の紹介(情報誌「comcom 2015年2月号」掲載)
~皆さまから寄せられた句から優秀作品3句と講評を紹介~

 医療福祉生協の情報誌「comcom 2014年11月号(第38回)」の折り込み葉書で応募いたただきました句から優秀作品3句と講評、その他の良かった句、添削句などを紹介します。

○選者:奈倉楽甫 全日本川柳協会常任幹事
 新聞や雑誌などによく掲載されている短歌や俳句、川柳。また、百人一首で短歌を、教科書などで俳句を学ぶ機会もあります。ただ、いざ趣味として始めると、短歌も俳句も多くの約束事があり、一筋縄ではいきません。一方、型は俳句と同じ五・七・五ですが、川柳は普段話している言葉が使えるので、誰でもすぐに始められます。自分の気持ちを表現できたときの爽快さ、句に共感してくれる人がいたときの満足感を味わったら、きっと虜になることでしょう。
 先月号から「課題吟」の募集を始めることになりました。課題に沿ってあるいはこれまで通り自由に、どちらで詠んでいただいても構いません。5月号掲載分のお題は「経験」です。
もちろん、両方で作句していただくのも大歓迎です。今後もみなさんからの投句を楽しみにしています。

【優秀作品:3句】※一部ペンネーム使用 
一席:折り鶴の 光り輝く 誕生日   郡山医療生協 大橋一江さん
旅行中に迎えた誕生日に、バスガイドと運転手から折り鶴をプレゼントしてもらったとのこと。思いがけないお祝いに、心に残る日になったことでしょう。その喜びが句にあふれています。
二席:ほめられて 笑顔送迎 ボ ランティア   たじま医療生協 ユカタンさん(73歳・理事)
 デイサービスの利用者は、介助がいらない方から車椅子の方まで様々。送迎時にその方たちから「ありがとう」と感謝されると、ボランティアにきて良かったと笑顔になります。
三席:路地裏に 集う八十路の 笑い声   神戸医療生協 小林さん(77歳・支部運営委員)
 にぎやかな通りから少し外れた路地に、誰が誘ったわけでもなく地域の仲間たちが集まって井戸端会議。笑い声が響く、楽しそうな情景が目に浮かびます。

【佳作:5句】 今月の他の良かった句を紹介します。
・年金と 病の話 バスの旅   神戸医療生協 三宅さん(62歳・組合員)
・増税で ちらしのチェック 習慣に   徳島健康生協 ポンちゃん(44歳・看護師)
・休肝日 あしたあしたと 先のばし   富山医療生協 松井さん(76歳・支部長)
・背中押す 希望に気持ち また前へ   奄美医療生協 エイイチさん(44歳・事務)
・備忘録 いざという時 そばにない   鹿児島医療生協 甲斐﨑さん(67歳)

■ワンポイント・アドバイス:(選者:奈倉楽甫)
※寄せられた句を、選者に添削していただきました。参考にして投句してください。
元句:孫を見て 子育て確かと 胸なでおろし
⇒添削句:孫を見て 子育て確(しか)と 胸をなで
字余りの句でも、同じ意味で読み換えることができます。五・七・五の定型を意識して、17音字に収めましょう。
※次号は、2014年12月号に寄せられた第39回目募集の川柳を発表します。
■お願い:募集句のうち優秀作品などを当会のホームページにて紹介させていただきます。その際に個人名での掲載が不都合の方は「俳号」または「ペンネーム」を、また、所属の医療福祉生協名を必ずご記入願います。

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 会員支援部(担当:藤井) 電話:03-4334-1580