「コムコム川柳第37回入選作品」の紹介

「コムコム川柳第37回入選作品」の紹介(情報誌「comcom 2015年1月号」掲載)
~皆さまから寄せられた句から優秀作品3句と講評を紹介~

 医療福祉生協の情報誌「comcom 2014年10月号(第37回)」の折り込み葉書で応募いたただきました句から優秀作品3句と講評、その他の良かった句、添削句などを紹介します。

com com2015年1月号の表紙

com com2015年
1月号の表紙

医療生協の情報誌『月刊comcom』案内

○選者:奈倉楽甫 全日本川柳協会常任幹事
投句される方、読者のみなさん、そして私。川柳には三者三様の受け取り方があります。毎号優れた句がたくさん寄せられ、甲乙つけがたいほど。多くの投句の中から掲載できる数は限られていますので、全ての句と真剣に向き合っています。
 「課題吟」の募集を始めることになりました。課題に沿ってあるいはこれまで通り自由に、どちらで詠んでいただいても構いません。4月号掲載分のお題は「メモ」です。
もちろん、両方で作句していただくのも大歓迎です。今後もみなさんからの投句を楽しみにしています。

【優秀作品 :3句】※一部ペンネーム使用 
一席:百までも 生きる予定の 箸たのし    盛岡医療生協 及川さん(73歳・組合員)
年々、同年代の友人が減る中、元気でいられる秘訣は食を楽しむこと。その証しに「箸」を例にとるのは、うまいですね。同じテーマでは、こんな句があります。 いのちとか 音たてて食う 母の箸 森中恵美子
二席:黄金色 亡父の願い 継ぐ息子      鹿児島医療生協 棚田さん(56歳・職員)
 刈り取る前の黄金色の稲田。昔から豊年満作は、農耕民族である日本人の一番の望みです。亡き父の後を継いだ息子さん。こんなすてきな親孝行はありません。
三席:けんびきに 湿布薬貼る 趣味ピアノ   徳島健康生協 ぽんちゃん(44歳・看護師)
 趣味のピアノをやり過ぎて、肩こり(けんびき)になったものの、湿布を貼って続けている実体験でしようか。年をとるにつれて体がついていかなくなるもの。それでも挑戦されるのは、すごいことです。

【佳作:4句】 今月のその他の良かった句を紹介します。
・美しい国に 軍備は いりません   ヘルスコープおおさか 岡崎信義さん(71歳・監事)
・病癒え 人の優しさ 有り難さ     岡山医療生協 平賀さん(71歳・支部運営委員)
・凍る道 しっかり握る 介護の手   神戸医療生協 小林さん(77歳・支部運営委員)
・日本から 世界を照らす LED    奄美医療生協 エイイチさん(44歳・事務)

■ワンポイント・アドバイス:(選者:奈倉楽甫)
  ※寄せられた句を、選者に添削していただきました。参考にして投句してください。
元句:忘れ物 防止のひと声 夫(つま)の愛
⇒添削句:忘れ物 ないかひと声 夫の愛
仲が良さそうなお二人のひと声を詠んだすてきな句ですが、中八になっていることと、川柳では( )は使いません。
※次号は、2014年11月号に寄せられた第38回目募集の川柳を発表します。
■お願い:募集句のうち優秀作品などを当会のホームページにて紹介させていただきます。その際に個人名での掲載が不都合の方は「俳号」または「ペンネーム」を必ずご記入願います。

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 会員支援部(担当:藤井) 電話:03-4334-1580