「コムコム川柳第35回入選作品」の紹介

「コムコム川柳第36回入選作品」の紹介(情報誌「comcom 2014年12月号」掲載)
~皆さまから寄せられた句から優秀作品3句と講評を紹介~

 医療福祉生協の情報誌「comcom 2014年9月号(第36回)」の折り込み葉書で応募いたただきました句から優秀作品3句と講評、その他の良かった句、添削句などを紹介します。

入選句掲載誌「comcom 2014年12月号」表紙

入選句掲載誌「comcom 2014年12月号」表紙

医療生協の情報誌『月刊comcom』案内
「コムコム川柳 2014年12月号」の募集案内(11月21日掲載)

○選者:奈倉楽甫 全日本川柳協会常任幹事
川柳には、コムコム川柳のように作者がテーマや材料を自由に選び感じたことを詠む『雑詠(自由吟)』と、句会のように与えられた題材で作句し、競い合う『課題吟』があります。課題吟で入選した句は発表(披講)され、次に詠むときの参考になります。これが初心者にとつては大切なこと。句会に参加するつもりで、コムコム川柳で紹介された良い句を手本にして、作句に臨んでみてください。
【優秀作品 :3句】※一部ペンネーム使用
一席:末席の アドリブ堅い 座がほぐれ   奄美医療生協 芳さん(81歳・支部長)
年長者のあいさつから始まる場ではどうしても真面目な発言が多く、みんな緊張してしまうもの。そんなとき、末席から出た機転が利いた発言で、堅苦しい場が一気に明るくなりました。
二席:孫が来て 楽しい後に 腰にくる    長野医療生協 松本さん(65歳・医療事務課)
何日も前から楽しみにしていた孫の訪問。いざ育ち盛りの子どもがくると、にわか保育士は大忙し。ようやく帰ったと思ったら、気が抜けたような寂しい気持ちになりました。腰に残る痛みに名残を感じます。
三席:呆けるなよ 脳に毎日 念を押す    郡山医療生協 先崎さん(70歳・理事)
 認知症とはどんな状態でしょうか。毎朝目覚めるたびに、いつもと変わらない一日の始まりにホッとします。まだ大丈夫と、自分に言い聞かせながら生活しています。
■今月のその他の良かった句を紹介します。
・名月に ちょつといい洒 飲んでみる   東京葛飾医療生協 ツムジマガリさん(62歳・組合員)
・古稀を過ぎ 達者なところ 口ばかり   ひかわ医療生協 井上さん(71歳・理事)
・おめでとう 晴れて私も 高齢者     東京ほくと医療生協 木内さん(65織・介護ドライバー)
・物忘れ 年も忘れて 子に返り      鹿児島医療生協 ケンジさん(73職)
・点滴は もっと素早く 落ちぬかな     けいはん医療生協 大森さん(71歳・理事)
・何故言うの 年よ年よは ご法度だ    阪神医療生協 山下さん(69歳・理事)
■ワンポイント・アドバイス:(選者:奈倉楽甫)
※寄せられた句を、選者に添削していただきました。参考にして投句してください。
元句:学割が 使える私は 五十六歳⇒
⇒添削句:学割を 使う私は 五十六歳
せっかくの面白い句ですが、合計二十音もあるため、川柳のルールからはみ出しています。作句した後は声に出して読み、言葉を替えたり減らしたりして定型に収めましよう。
※次号は、2014年10月号に寄せられた第37回目募集の川柳を発表します。
■お願い:募集句のうち優秀作品などを当会のホームページにて紹介させていただきます。その際に個人名での掲載が不都合の方は「俳号」または「ペンネーム」を必ずご記入願います。

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 会員支援部(担当:藤井) 電話:03-4334-1580