医療福祉生協連「2014年度院所長学習交流会」報告

医療福祉生協連「2014年度 院所長学習交流会」報告

 医療福祉生協連(東京都新宿区、藤原高明会長理事)は、9月27日・28日、標記の交流会を開催しました。本交流会は(1)医療をとりまく情勢の学習、(2)地域包括ケア時代における地域医療の役割、(3)全国の院所長との交流を目的に開催しました。交流会には、13の医療福祉生協の病院長・病院管理医師、診療所長、事務長など26名が参加しました。

<院所長学習交流会の概要>
◇講演(1)「現在から未来にかけての医療・介護・福祉の情勢と展望
~情勢と展望における医療福祉生協の役割~」  医療福祉生協連 日野秀逸政策室長
○安倍政権と憲法・社会保障―ラジカル(根本的)に理解する
○軍事経済と社会保障改悪・増税⇒軍事産業拡大(武器輸出緩和)は内需縮小・不況から恐慌へ
○戦争をしないことが世界一の福祉制度を生む⇒憲法・平和が生活向上・経済の好循環を生む
※事例:スウェーデンの福祉は200年戦争しないことでつくられた
○アベノミクスの3本の矢の幻想(景気後退と生活破壊・社会保障削減)
○近年の社会保障破壊(医療介護総合推進法⇒大量の医療・介護難民を生む)
○財務省主導の社会保障削減計画⇒「財政健全化に向けた基本的な考え方」を参照
○地域で暮らし続ける・協同の絆を強める・国の憲法的責任を果たさせる。

◇講演(2)「暮らしを支える地域医療」(藤沢病院の実践より)
一関市国民健康保険藤沢病院 佐藤元美事業管理者
○過疎地医療の危機(医療の質劣化、政治・行政と医療の対立)
○診察室で解決できないことを地域・社会で解決する道をみつけよう
○生活のことは生活の現場で考えよう
○藤沢病院の特徴(地域医療に占める大きな役割,総合診療方式,住民・行政との良好な関係)
○ナイトスクール方式の成果:住民参加実現(住民は医療の運営者)
①無診察投薬要求激減
②待ち時間苦情減少
③住民・団体寄付増大
④患者のモラルアップ
⑤未収金の減少
⑥住民の予防意欲の向上 
○健康増進外来の成果:患者がスタッフを信頼⇒スタッフの健康につながる⇒家族ともつながる
①生活習慣病の克服
②患者に適応した診療
③外来看護
④禁煙外来
⑤物忘れ外来
☆一関市国民健康保険藤沢病院のホームページ

▲講演中の佐藤元美先生

▲講演中の佐藤元美先生

▲ 参加者の様子

▲ 参加者の様子

◇グループ討論:テーマ「自院でのとりくみ課題」と「暮らしを支える地域医療」について

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 会員支援部 電話:03-4334-1580