「コムコム川柳第34回入選作品」の紹介

「コムコム川柳第34回入選作品」の紹介(情報誌「comcom 2014年10月号」掲載)
~皆さまから寄せられた句から優秀作品3句と講評を紹介~

医療福祉生協の情報誌「comcom 2014年8月号(第34回)」の折り込み葉書で応募いたただきました句から優秀作品3句と講評、その他の良かった句、添削句などを紹介します。

comcom2014年10月号の表紙

comcom2014年10月号の表紙

医療生協の情報誌『月刊comcom』案内
「コムコム川柳 2014年10月号」の募集案内(9月24日掲載)

○選者: 奈倉楽甫 全日本川柳協会常任幹事
川柳が今の型に定着したのは250年も前のこと。そのころは、「うがち・おかしみ・かるみ」を要素にしていました。現代では、それに加えて「叙情」「真実味」「詩性」といった要素も大事だといわれます。要素を考えながら詠むのは難しいので、できた句を読み返して要素が伝わりにくい場合は、言葉を変えてみましよう。
【優秀作品 :3句】※一部ペンネーム使用 
1.幼稚園 未知数群れて いる砂場  郡山医療生協 先崎さん (70歳・理事)
おそろいの服を着たたくさんの園児が戯れる様子は、ほほえましくあります。しかし、放射性物質があるともしれない砂場で遊ぶ子どもたちの未来を考えると、強く責任を感じます。
2.定年も 糟糠の妻 あればこそ 東京ほくと医療生協 木内さん(64歳・介護ドライバー)
 無事に定年を迎えて「おめでとう」と言葉をもらうと、何十年もともに苦労を重ねた妻にそのまま伝えたいところ。これから過ごす時間が一層大切になります。
3.避難した 部屋で色づく ミニトマト 鹿児島医療生協 甲斐崎さん(66餓・組合員)
 東日本大震災から3年が経った今も、多くの方が東北だけでなく、全国の避難先で過ごしています。そんな避難生活の中で植えたミニトマトが実りました。小さな実が励ましてくれているように思います。
■今月のその他の良かった句を紹介します。
・さりげなく 観察してね 認知症   鹿児島医療生協 あけ美ちゃん(64歳・支部運営委員)
・恥ずかしい 昔博打場 今カジノ   香川医康生協 さぬきのめんくいさん(79歳・組合員)
・一人住む 無事の合図 はベル三つ 鳥取医療生協 阿瀬さん(85歳・支部運営委員)
・同じ事 何度も言い合い 笑い合い 川崎医療生協 ねもさん(64歳・看鏝師)
・孫七人 足りなくなった ボケットよ  阪南医療生協 藤井さん(70歳・監事)
・夢じゃない 欲で買ってる 宝くじ   奄美医療生協 芳さん(82蔵・支部長)
■ワンポイント・アドバイス:(選者:奈倉楽甫)
※寄せられた句を、選者に添削していただきました。参考にして投句してください。
元句:健康に 感謝しつつ 再雇用
⇒添削句:健康に 感謝をしつつ 再雇用 または、 健康に 感謝しながら 再雇用
 中六の句ですが、「感謝をしつつ」か「感謝しながら」とすれぱ、意味を変えることなく中七にできます。
※次号は、2014年8月号に寄せられた第35回目募集の川柳を発表します。
■お願い:募集句のうち優秀作品などを当会のホームページにて紹介させていただきます。その際に個人名での掲載が不都合の方は「俳号」または「ペンネーム」を必ずご記入願います。

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 会員支援部(担当:藤井) 電話:03-4334-1580