「コムコム川柳第32回入選作品」の紹介

「コムコム川柳第32回入選作品」の紹介(情報誌「comcom2014年8月号」掲載)
~皆さまから寄せられた句から優秀作品3句と講評を紹介~

医療福祉生協の情報誌「comcom」2014年5月号(第32回)の折り込み葉書で応募いたただきました句から優秀作品3句と講評、その他の良かった句、添削句などを紹介します。

comcom2014年8月号の表紙

comcom2014年8月号の表紙

⇒医療生協の情報誌『月刊comcom』案内
「コムコム川柳 2014年8月号」の募集案内(7月25日掲載)

○選者: 奈倉楽甫 全日本川柳協会常任幹事
十七音字で詠むために、まずは五七五の調子に合った主題を探しましよう。大切なのは、主題に対しての思いを目分の言葉で表現してみること。同じ主題でも、人によって視点によって、いくつでも句が生まれます。川柳の主題は、いつでも目の前に広がっています。
【優秀作品:3句】※一部ペンネーム使用
1.母の日に 一番嬉し 子の笑顔  ながおか医療生協 たんぽぽさん(57歳・介護職員)
毎年母の日は、娘が花やケーキなどを持ってきてくれる。大きくなってからは「もういいよ」というのだけれど、今年もやはり来てくれた。そろそろ自分も母になるというのに…。けれど、子どもの笑顔が何よりの贈り物です。
2.贈られた お茶の香りで 休肝日 津軽保健生協 青森ねぶたさん(50歳・看護師)
母の日に、娘がフレーパーティーを送ってくれました。気を遣ってくれたのか、お酒ばかり飲むなという戒めだろうか。思わぬ贈り物でした。お茶の香りに、酒にはない癒しを感じました。
3.きょうそうの ように二人は 医者通い 乙訓医療生協 三ツ葉かおるさん(77歳)
 自分と同じ病院で毎回見かける人がいます。勝ち負けがあるわけではないものの、相手のことか気にかかります。話す機会はないのですが、待合室でばったりと出くわして、2人で思わず苦笑い。
■今月のその他の良かった句を紹介します。
・おたよりの もう立夏とは せわしない 医療生協かわち野 北野さん(66歳・組合員)
・春風に 背中おされて また一歩 医療生協さいたま 緑のかぜさん(60職・介護職)
・胃カメラで 調べたあとを さすってる たじま医療生協 ユカタンさん(72歳・理事)
・七夕は 願いいっぱい 重たいね 尼崎医療生協 チャチャニャーゴさん(58歳・支部運営委員)
・父の日も 忘れないでよ 我が子たち 東京ほくと医療生協 木内さん(64歳・介護ドライバー)
・無農薬 しょっちゅう点検 虫退治 鹿児島医療生協 甲斐崎さん(66歳・組合員)
■ワンポイント・アドバイス:(選者:奈倉楽甫)
  ※寄せられた句を、選者に添削していただきました。参考にして投句してください。
元句:無視してた 一円拾う 8パーセント
⇒添削句:無視してた 一円拾う 消費税
8パーセントが指すのは消費税のことだと誰もが分かるので、下五になる言葉に替えました。最初から十七音を意識して作句をするのは難しいので、一度句を詠んでみて、ほかの言葉を探してみるといいでしょう。
※次号は、2014年6月号に寄せられた第33回目募集の川柳を発表します。
■お願い:募集句のうち優秀作品などを当会のホームページにて紹介させていただきます。その際に個人名での掲載が不都合の方は「俳号」または「ペンネーム」を必ずご記入願います。
<問い合わせ先>
医療福祉生協連 会員支援部(担当:江本) 電話:03-4334-1580