「2013年度事業所利用委員会責任者議」報告

医療福祉生協「2013年度事業所利用委員会責任者会議」報告

 医療福祉生協連(東京都新宿区、藤原高明会長理事)は、3月28日~29日、ホテルベルクラシック東京にて、23生協42名の参加で標記会議を開催しました。
 この会議は、「医療福祉生協のいのちの章典」をどのように具体的に実践していくかを考え、今後のガイドライン策定への契機とすること、2013年度の事業所利用委員会のとりくみの到達点と課題を明らかにすること、全国の利用委員会活動の交流を行うことを目的に開催したものです。

▲学習講演:隈本邦彦教授

▲学習講演:隈本邦彦教授

▲会場の様子

▲会場の様子

<事業所利用委員会責任者会議 概要>
《第1日目:3月28日》
◇学習講演:「インフォームドコンセントの本当の意味とは?」(要旨:当日資料より抜粋)
江戸川大学メディアコミュニケーション学部  隈本 邦彦教授
(1)日本の医療は福袋医療(中身は分からないが売り手を信用)
⇒医師は最善の医療を提供していると思い込んでいる(患者目線ではない父権的温情主義)
(2) インフォームドコンセント=説明を患者が本当に理解し納得する(医師と患者が情報と決断を共有)
(3)「自己決定」の基本は情報開示⇒2005年4月個人情報保護法施行で事実上カルテ開示が実現
(4)医療者は医療のプロであるとともにコミュニケーションのプロでなければならない。
(5)ジェネリック薬品⇒患者から切り替えが言い出しにくい医師と患者の関係が現実。
(6)患者が知りたい・言いたいことを遠慮や障害なく言える医療環境にしていくこと。
(7)期待:患者の意見・苦情がすべて大小に関わらずトップにあがる仕組みづくりを目指してほしい。

◇報告 :「世界に発信した“ヘルスチャレンジ”のとりくみと土支田・大泉支部の活動」
東京保健生協 土支田・大泉支部 菊池 善次郎支部長
(1)2013年5月スウェーデンで開催された「HPH国際カンファレンス」ポスターセッションで、“土支田・大泉支部のヘルスチャレンジ活動”が優秀賞を受賞。(HPH=健康増進活動拠点病院)
(2)支部運営委員会で“ヘルスチャレンジ”にとりくむことを決め、13人の班長が分担し106人の組合員に記録の継続を声かけ・訪問し、回収しコメント記入し106人に手配りした。
(3)支部発足時から「支部ニュース」発行し100号を764人の組合員に1人20部以内を原則に手配り中。
(4)「活動の見える化」、4課題の達成、生協病院と連携、「一人ぼっち」を防ぐ見守り活動もスタート。

▲報告を聞く参加者たち

▲報告を聞く参加者たち

▲報告:菊池 善次郎支部長(東京保健生協)

▲報告:菊池 善次郎支部長(東京保健生協)

《第2日目:3月29日》
◇学習講演:「核害の街に生きる~郡山医療生協のとりくみ」
    郡山医療生協  宮田育治専務理事
(1)郡山医療生協:1972年設立・組合員2.8万人・28支部・出資金:約9億円・1病院13介護事業所
(2)放射能のはかり方を学び、線量計を手に入れ、見える化(マップづくりし知らせる・講演会・学習会を実施)し、住まい・食べ物・飲み物・人体の現実を知り、被爆対策(「放射能から家族を守る食事づくり」・除染・エコー健診)をし、できること(子ども保養プロジェクト・測定機(FTF)導入・被害賠償裁判・原発廃炉化)を実践する。
(3) 「いのちの章典」を貫き続けるとりくみで経済優先ではなくいのち優先の政治・社会を。「患者の権利章典(いのちの章典)」があったからこそこれらの取組みをすすめることができた。

▲真剣に講演を聞く参加者たちの様子

▲真剣に講演を聞く参加者たちの様子

▲学習講演:宮田育治専務理事

▲学習講演:宮田育治専務理事

◇グループワーク・発表:テーマ「いのちの章典の実践について」
6グループにわかれ、「いのちの章典の実践について」の「具体的な実践項目」をカードに書き出し、グループ内で討論し「まとめ」を作成し、全グループから発表しました。

グループワーク

<問い合わせ先>
 医療福祉生協連 会員支援部 電話:03-4334-1580