コムコム川柳第28回入選作品の紹介

「コムコム川柳第28回入選作品」の紹介(情報誌「comcom2014年4月号」掲載)
~皆さまから寄せられた句から優秀作品3句と講評を紹介~

医療福祉生協の情報誌「comcom」2014年1月号の折り込み葉書で応募いたただきました句から優秀作品3句と講評、その他の良かった句、添削句などを紹介します。

comcom2014年4月号の表紙

comcom2014年4月号の表紙

医療生協の情報誌『月刊comcom』案内
「コムコム川柳 2014年4月号」の募集案内(3月26日掲載)

○選者:奈倉楽甫 全日本川柳協会常任幹事
川柳は俳句と同じ十七音字。両者の違いは、俳句は自然の風物や四季の移り変わりを題材に詠み、川柳はそれを見た人の喜怒哀楽といった感情を題材に詠むものとされています。定義と聞くと難しく考えてしまいがちですが、みなさん自由に作句を楽しんでいることは聞違いありません。日常で感じたことを詠んで、投句してみましよう。
【優秀作品 :3句】※一部ペンネーム使用 
1.立ち話 好きで動かぬ 歩数計       郡山医療生協 先崎さん(69歳)
小春日和に誘われて出掛けたら、偶然友人に出会いました。「お久しぶり」「具合はどう?」と挨拶して、「ところで…」と立ち話が始まると、もう歩数計は用をなしません。ほほえましい情景が目に浮かぶ句です。
2.孫受検 隠居ゆっくり 寝ておれず     奄美医療生協 芳 さん(81歳)
普段は好きなテレビ番組を遠慮なく観ている時間ですが、去年の秋から家中の空気が少し変わりました。隣の部屋にいる受験生の孫がその原因。この子の父親が受験した頃を思い出したりして、何かできることはないかと落ち着いていられません。
3.終の住み処 ここですどんと 地域の輪   神戸医療生協 小林さん(76歳)
住居を構えたところは駅から近く、商店や病院もあり、生活には困りません。幸運なことにご近所さんにも恵まれ、日々の交流が盛んで安心できます。年齢とともに、地域との結びつきの大切さを感じます。充実した日常生活が垣間見えます。

■その他の良かった句を紹介します。
・孫育て 実は私が 育てられ    岡山医療生協 平賀さん(70歳)
・暗い世も 孫の寝顔に 癒やされる 米子医療生協 オリビア大好きさん(63歳)
・青春に タイムスリップ カルタとり  長野医療生協 オコニコさん(63歳)
・孫が来て あっという間の 松の内  高知医療生協 稲田さん(73歳)
・振り袖が ハンドル握る 成人日   郡山医療生協 糠津さん(78歳)

■ワンポイント・アドバイス:(選者:奈倉楽甫)
  ※寄せられた句を、選者に添削していただきました。参考にして投句してください。
元句: 時々は今が青春 六十六歳
添削句:  時々は 今が青春 六十五
    この句では年齢以外に読み取ることはないので、まず下八から「歳」を取ります。川柳は創作ですから、年齢も語呂が良い「六十五」に変えて十七音にしましょう。
※次号は、2014年2月号に寄せられた第29回目募集の川柳を発表します。

■お願い:募集句のうち優秀作品などを当会のホームページにて紹介させていただきます。その際に個人名での掲載が不都合の方は「俳号」または「ペンネーム」を必ずご記入願います。

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 会員支援部(担当:江本) 電話:03-4334-1580