2013年度介護責任者会議・生協福祉事業・戦略セミナー報告

医療福祉生協連・日本生協連共催「2013年度介護責任者会議」報告
~46医療生協59人 24地域生協44人 その他3団体23人~

 医療福祉生協連(東京都新宿区)と日本生協連(東京都渋谷区)は12月13日にコーププラザ(渋谷区)にて、標記セミナーを合同で開催しました。セミナーには70生協・3団体から126名が参加しました。
 セミナーでは厚生労働省老健局振興課の朝川知昭課長による特別講演「「地域包括ケアシステム構築と次期制度改正」、その後3人のパネリストによるパネルディスカッションを開催してセミナーは終了。地域購買生協と医療福祉生協の職員たちが「介護」についての情報を交流し連携を深めました。

■特別講演:「地域包括ケアシステム構築と次期制度改正」(レジメから骨子を抜粋)
厚生労働省老健局振興課 朝川知昭課長
(1)今後の介護保険をとりまく状況(超高齢社会の進行・認知症高齢者の増加)
(2)介護保険制度改正の検討事項(介護予防と地域包括ケアシステム構築と地域支援事業の準備⇒2025年に向けて)
(3)介護の将来像(24時間対応・小規模多機能型居宅介護・複合型サービス・地域ケア会議など)
(4)地域支援事業の充実(在宅医療・介護の連携⇒地方自治体への移管・サ高住の増加)
(5)多様な主体による生活支援サービスの重層的提供(民間・NPO・CO-OP・ボランティア)
(6)認知症地域支援と新しい介護予防(新しい総合事業・新しい介護予防事業)
(7)介護費用の増大・保険料上昇⇒(所得による)利用者負担の見直しで持続可能な制度へ
※参考:☆厚生労働省のホームページの「地域包括ケアシステム構築」のサイト

▲朝川知昭課長の講演を聞く参加者たち

▲朝川知昭課長の講演を聞く参加者たち

▲厚生労働省老健局:朝川知昭課長

▲厚生労働省老健局:朝川知昭課長

■パネルディスカッション:「地域包括ケアシステムの構築と制度改定に向けた事業対応」の要旨
ファシリテーター:日本化薬メディカルケア取締役社長 宮野茂氏
パネリスト:コープあいち執行役員・福祉事業本部長 佐宗建二氏
きらり健康生協専務理事 福地庸之氏
社会福祉法人協同福祉会理事長 村城正氏
●テーマ1:地域包括ケアシステムの構築について
コープあいち:2015年までに、生協の福祉活動を通じて地域福祉のネットワークづくり
きらり健康生協:在宅医療・地域リハビリテーション・予防活動と健康づくり健診・認知症ケアを柱に利用者の生活に寄り添うケアを進める。
協同福祉会:「医療から介護へ」「施設から在宅へ」が流れ。地域コミュニティネットワークを強化する。
●テーマ2:地域包括ケアシステムの構築のための取り組み
それぞれから、現在の制度は課題が多くあるものの、地域密着型サービス(定期巡回随時対応型訪問看護介護)の積極的な展開の必要性、これまでの介護保険制度の枠を超えた子育て・医療・住宅・地域コミュニティネットワークづくり、重度介護・認知症ケア・看取りケアの必要性が訴えられました。
●テーマ3:制度改定に向けた具体的な事業対応について
行政をはじめとする地域の諸団体との連携をベースに、生協らしい利用者に寄り添った介護内容に少しでも近づけさせること、改定内容をよく理解し、遅れないように事業対応をしていく必要がある。
●テーマ4:介護人材確保と定着について
コープあいち:地域福祉を支える福祉活動と事業の担い手、協同組合人・福祉職員の育成
きらり健康生協:職員の行動指針(協同・連携・地域密着・尊重・成長・礼節)に基づく教育の推進
協同福祉会:「安心して長く働き続けられる職場づくり」「やりがいと誇りを持って働き続けられる職場」をめざす様々な制度を通じて、楽しく働け、喜びのある人材育成。

■閉会挨拶:日本生協連組織推進本部 山内明子執行役員・本部長
医療福祉生協と地域購買生協の初めての連携の場が実現できたことを素直に喜んでいます。生協が介護事業を通じて地域に貢献していくため、「やはり生協が良い」といってもらえる介護事業を今後作っていただきたい。生協・医療福祉生協の枠を超えて「地域づくり」を進めましょう。

▲パネルディスカッション登壇者の皆さん

▲パネルディスカッション登壇者の皆さん

▲閉会挨拶:山内明子氏

▲閉会挨拶:山内明子氏

<問い合わせ先>
 □医療福祉生協連 会員支援部(担当:藤井)  電話:03-4334-1580
 ■日本生協連 福祉事業推進部 (担当:天野) 電話:03-5778-8107