「高齢者にやさしい診療所」導入キックオフ・交流会報告

医療福祉生協連・家庭医療学開発センター主催
2012年度第3回「高齢者にやさしい診療所」導入プログラムとりくみ交流会
及び2013年度キックオフ集会を開催しました

医療福祉生協連(事務局:新宿区百人町、髙橋泰行会長理事し)は、2013年3月17日、コーププラザ(渋谷区)において、『2012年度第3回「高齢者にやさしい診療所」導入プログラムとりくみ交流会及び2013年度導入プログラムキックオフ集会』を開催しました。交流会には、15生協・21診療所から医師・看護師・事務職員など41名(含む講師・委員・事務局)が参加しました。

<2012年度第3回導入プログラムとりくみ交流会の概要>
■あいさつ(主旨説明):高齢者にやさしい診療所づくり小委員会 喜瀬 守人委員長
(1) 10年度(第2期)と12年度(第3期)エントリー診療所のとりくみ報告と交流。
(2) 2013年4月開始の第4期「高齢者にやさしい診療所」導入プログラムを計画している診療所のキックオフ集会とすること。
(3) 2010年度と2012年度エントリーの11診療所への修了証の授与

■ポスターセッション:10年度・12年度エントリー診療所のとりくみ報告(6診療所)

▲2グループに分かれ報告

▲2グループに分かれ報告

報告(1)東京ほくと医療生協 汐入診療所 酒田 葉子看護師
報告(2)八戸医療生協 八戸生協診療所 下舘 大史事務職
報告(3)青森保健生協 中部クリニック 野宮 ふみ子看護師
報告(4)広島医療生協 協同診療所 荒木 加名事務職員
報告(5)東京ほくと医療生協 赤羽診療所 本間 さやか事務職・汐入診療所 平井 敦子看護師
報告(6)大東四条畷保健生協 協立診療所 (代理報告者:山梨 啓友小委員)

▲報告(1)酒田 葉子看護師

▲報告(2) 下舘 大史事務職

▲報告(3) 野宮 ふみ子看護師

▲報告(4)荒木 加名看護師

▲報告(5-1) 本間 さやか事務職

▲報告(5-2) 平井 敦子看護師 

■学習会:「高齢者にやさしい診療所」第2段階質改善活動とりくみ報告
はるな医療生協 通町診療所 須永 陽子看護師
(1)導入の成果:質改善全体のとりくみ全般に応用可能・チームビルディングの良き教材など。
(2) 院内改善活動:他職種連携・環境整備・高崎中央病院との連携・システム改善
(3)エンパワーメント(動機づけ):ここがスゴイ!(WHOが推奨⇒診療所から世界へ発信する)
(4)参加した一番の理由⇒「診療所の質改善」※以下が循環する
高齢者にやさしい診療所⇒診療所を利用するすべての人にやさしい診療所⇒働き甲斐のある職場⇒
(5)議論にはグランドルールづくり(多様な意見歓迎・他人の意見に耳を傾ける・他人の意見を批判しない・眠くなったら発言する)
(6) 各チームが分担して目に見える成果:患者・利用者さんの声ノート・感染対策・トイレの清潔化・環境整備・案内表示改善・プライバシーの保護・やシステム改善などなど。
(7)楽しくやる・前向きに考える・よいところと良い意見の尊重・何でもやってみる・変化は業務に落とし込む・誰がやっても間違わないも安全でよいものを作る・聞いてくれる仲間を大切にする。

▲熱心に聞く参加者たち

▲講師:須永 陽子看護師

■グループ別ディスカッション交流会:2つのグルーブ
□2013年度のエントリーグループのキックオフ集会(新規導入10生協+3生協19人)
  ※(1)導入プログラムの概要説明 (2) ワークショップとは? (3)WSのすすめ方の交流・質疑応答
□グループ別とりくみ報告と交流(10生協19人参加)
  ※(1) (2) (3)交流・質疑応答

▲キックオフ集会の様子

▲グループ交流会の様子

■2012年度修了診療所への修了証書の授与:喜瀬委員長から
 以下の11診療所がプログラム導入の修了診療所
(1) 東雲診療所(ろっこう医療生協)    (2) 協立診療所(大東四条畷保健生協)
(3) 汐入診療所(東京ほくと医療生協)  (4) あじま診療所(北医療生協)
(5) 八戸生協診療所(八戸医療生協)   (6) あかがわ生協診療所(ヘルスコープおおさか)
(7) 中部クリニック(青森保健生協)    (8) 赤羽診療所(東京ほくと医療生協) 
(9) 協同診療所(広島医療生協)     (10) 良元協同診療所(宝塚医療生協)
(11) 安方クリニック(青森保健生協)     (※青字の出席した6診療所に修了証を授与)

▲修了証書授与の様子

▲修了証書授与の様子

■まとめのあいさつ:高齢者にやさしい診療所づくり小委員会  喜瀬 守人委員長
今年度11診療所に導入プログラム修了証をお渡ししましたが、これは診療所全体で、今後どう改善に取り組んでいくかのスタートと考えていただきたい。また、新たにエントリーした12診療所の皆さんが医師・看護師・事務職員全体で楽しく、プログラム導入を進めていただきたいと思います。

▲喜瀬 守人委員長  

▲グループワーク:評価可能な指標の書き出し

●これまでの第1期~第3期のプログラム導入は合計41生協50診療所がエントリー
2009年度、10生協12診療所で試験的導入を実施し、引き続いて2010年度(第2期)には18生協22診療所、2012年度(第3期)には13生協16診療所、これまでに41生協50診療所がエントリーし、地域の中で診療所としてどのような事ができるのか、診療所の現状と改善課題の抽出、具体的な行動計画の作成など、医療サービスの質改善としてとても有効なとりくみを行っています。
●おすすめのテキスト:改訂版「ツールキットの使い方」を発行
医療福祉生協連では、世界保健機関(WHО)が発行した「高齢者にやさしい診療所ツールキット」に基づいて、2009年に医療部会版「高齢者にやさしい診療所ツールキット」を作成しました。2012年3月に、「高齢者にやさしい診療所」とりくみ小委員会が、この間とりくみの中で指摘された事項を反映して、改訂版「高齢者にやさしい診療所ツールキットの使い方~導入マニュアル~Ver.3」を発行しました。今後は、これを用いて各生協で診療所における高齢者ケアの質の向上にとりくんでいただくことになります。
◇書 名:「高齢者にやさしい診療所ツールキットの使い方~導入マニュアル~Ver.3」
◇編 著:医療福祉生協連 、「高齢者にやさしい診療所」とりくみ小委員会
◇判型・頁数:A4判 並製 本文196頁
◇発 行:日本医療福祉生活協同組合連合会
◇発行日:2012年3月1日
◇定 価:2,000円(税込・送料別)

▲最新版の表紙

 ※「高齢者にやさしい診療所サイト」の「高齢者にやさしい診療所ツールキットの使い方」 

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 高齢者にやさしい診療所(担当:高村・出野) 電話:03-4334-1580
高齢者にやさしい診療所のホームページ