第1期診療所看護指導者研修公開発表及び修了式報告

 医療福祉生協連家庭医療学開発センター(藤沼康樹所長)は、2013年2月24日、「第1期診療所看護指導者研修公開発表及び修了式」を、47名の参加で実施しました。本会は公開発表を通して「診療所看護」を考え、「診療所看護を構造化する」「診療所看護を言語化する」ことを目標として開催されました。

会場の様子

司会:平井 敦子看護師

<公開発表及び修了式の概要>
◇日 時: 2013年2月24日(日)13時~17時
◇会場:エフプラザ(東京都千代田区)5階日本生協連会議室
◇プログラム:発表(グループワーク・個別課題発表)、総評、修了式
■グループワーク(共同作業)発表: 「自分たちの行っている診療所看護を明らかにする」
発表者:小串路恵・香取輝美・荘司弘美

「共同作業」発表の様子

質問者と会場の様子

■個別課題発表とテーマ
(1)診療所看護師の「あれっ?」って何!?
  荘司 弘美(東京ほくと医療生協浮間診療所看護師)
(2) 病院看護師から診療所看護師への成長~新人から中堅看護師への道のり~
  香取 輝美(東京ほくと医療生協浮間診療所看護師)
(3) 外来看護師の能力を見出し教育・指導に取り入れ伝承していく為には
  伊藤 真弓(東京ふれあい医療生協梶原診療所看護師)
(4) 診療所看護の特徴~20年通院している患者さんを通して~
  平井 敦子(東京ほくと医療生協赤羽東診療所看護師)
(5)診療所および診療所看護の歴史と現状―診療所看護を表現する試み―
  小串 路恵(東京ほくと医療生協浮間診療所看護師)
(6) 診療所看護師が行っているIPWの調整機能
  松井 美春(東京保健生協竜泉協立診療所看護師)
(7) 退院した患者の継続看護―診療所看護師が創造している支援
  津久井照子(東京ほくと医療生協鹿浜診療所看護師)
(8) 患者と家族の想いに寄り添った在宅医療の援助を
  広瀬 明子(東京保健生協大塚診療所看護師)
(9) 診療所看護指導者研修での学びと診療所看護実践報告
  高橋 理華(津軽保健生協健生黒石診療所)

■講師総評及びあいさつ:「今発表の総評と診療所看護の今後に期待するもの」
  埼玉県立大学 保健医療福祉学部看護学科 大塚 眞理子教授
 研修生一同の思いと診療所看護の地域での役割の自覚、それぞれの日々の実践に裏打ちされた振り返りの中で、研修生たちの成長は目をみはるものがあり、本日の修了式を迎えることができました。この研修で培われた「構造化・言語化」は、診療所だけでなく、病院での看護、老健施設での看護、他職種との連携や業務改善に活かせるものです。

■あいさつ(要点のみ箇条書き):医療福祉生協連 家庭医療学開発センター長 藤沼 康樹 医師
 キーワードは以下の通りです。
・地域で安心して生活するための基本リソースとしての診療所と診療所看護
・診療所看護師のプレゼンスと近接性(=あそこに行けばあの人が居る)
・他職種連携(固有名と人間力)
・歴史的視点“20世紀は病院の世紀”⇒21世紀は“コミュニティ”の世紀
・複雑困難事例⇒問題解決<安定化
・看護経済と経営VSイノベーション(新しい仕事の開発)
・倫理的ジレンマへの対応=予防倫理・事前指導(代弁者)
・看護師の学びはどうあるべきか?日常的な看護の中に予防がある、学びがある
・従来型の診療所では生き残れない⇒次の課題は何か

総評:大塚眞理子教授

挨拶:藤沼 康樹センター長 

■修了証授与式:9名に修了証と記念品

修了証の授与式 

記念撮影:指導教官と9名の修了生

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 家庭医療学開発センター(担当:出野・髙村)
電話:03-4334-1580