comcom川柳第11回入選作品の紹介(11月号掲載)

comcom川柳第11回入選作品の紹介(情報誌「comcom2012年11月号」掲載)
~皆さまから寄せられた句から入選作品10句を紹介~

 情報誌「comcom2012年8月号」の折り込み葉書で応募いたただきました句から選者の奈倉楽甫 全日本川柳協会常任幹事に選んでいただきました。優秀作品3句と講評、佳作7句を紹介します。この入選句は「comcom2012年11月号」の35ページに掲載しております。

入選句掲載の情報誌「comcom11月号」表紙

 

⇒医療生協の情報誌『月刊comcom』案内
情報誌「comcom川柳 2012年11月号」の募集案内(10月25日掲載)

○選者の総評
            奈倉楽甫 全日本川柳協会常任幹事
 書店や図書館へ行くと、俳句・短歌と並んで川柳の入門書もあリます。川柳の成り立ちから、俳句との違い、柄井川柳(なからいせんりゅう※1)や柳多留(やなぎだる※2)について、明治以降の川柳の流れ、川柳の定義から作り方、鑑賞法が紹介されています。入門書で自習したり、全国に数百はある吟社(詩歌をつくる集まり)が開く例会、勉強会に行って直接習うのも良いでしょう。句会の雰囲気は、他にはない良いものです
※1江戸時代中期、川柳の基礎をつくつた人物
※2江戸時代の川柳の句集

【優秀作品 :3句】※一部ペンネーム使用
1.形見分け 羽織る姿に 母の影  鹿児島医療生協  タナダダイスキさん(54歳)
 さらりと作られていますが作者の母への思いはこれだけではない、多分他人には及ばぬものがあるのでしょう。一枚の羽織からどれだけ思い出が沸いてくるのか、幸か不幸かではなく母と娘の仲であればこそです。
2.一歩ずつ リハビリ励む 家恋し  愛媛医療生協  くう~ちゃん(42歳・医療事務)
 病院の廊下で手すりをつたって真剣に歩をすすめている人を見ます。その真剣なまなざしに、一日も早い回復を願わずにいられません。
3.安全な 道を歩いて いる不安  高知医療生協 小島さん(74歳・支部運営委員)
 運転者の自覚を促してできた句であり、しつかりとした歩道と自転車道 の整備と、それを守る世情の高まりを願いたいですね。

【佳作 :7句】
元気出た 60代は パシリです  徳島健康生協 伝住さん(64歳・理事)
賞味期限 切れて味増す 定年後  郡山医療生協 菅野さん(83歳・支部運営委員)
孫の手を かりてたたくは キーボード  尼崎医療生協 延時さん(67歳・支部運営委員)
節電は 網戸にうちわ ゴーヤ棚  鹿児島医療生協 甲斐崎さん(64歳)
晴れわたり さあ出かけよう 退院だ  神戸医療生協 小林さん(75歳・支部運営委員)
墓参り 先祖に願う 事多し  盛岡医療生協 ハナメガネさん(65歳・組合員)
街ぐらし TVの中の アキアカネ  けいはん医療生協 福山さん(72歳・組合員)

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 渉外・広報部(担当:江本) 電話:03-4334-1580