comcom川柳第10回入選作品の紹介(10月号掲載)

comcom川柳第10回入選作品の紹介(情報誌「comcom2012年10月号」掲載)
~皆さまから寄せられた句から入選作品10句を紹介~

 情報誌「comcom2012年7月号」の折り込み葉書で応募いたただきました句から選者の奈倉楽甫 全日本川柳協会常任幹事に選んでいただきました。優秀作品3句と講評、佳作7句を紹介します。この入選句は「comcom2012年10月号」の35ページに掲載しております。

入選句掲載の情報誌「comcom10月号」表紙

⇒医療生協の情報誌『月刊comcom』案内
⇒情報誌「comcom川柳2012年10月号」の募集案内(9月25日掲載)

○選者の総評   奈倉楽甫 全日本川柳協会常任幹事
美しい夕陽を見ている人、大雨の中ものすごい川の流れにたたずむ人、手術室の前の廊下で心配そうに話している人、満員の通勤電車で汗を拭いている人がいます。自然の中で人智を超えたものを感じている、また、一人の人として心の揺れを感じる様々なこと。どんなことでも、川柳にしておきたい気持ちがあれば句がつくれます。詩情があればということでしょう。 初めはなんでもよいのです。思ったこと、感じたことを五・七・五の言葉にする。みんな、それがはじまりで川柳をつくるようになったのです。読んだ句に共感がわけば、私ならこうしてみよう、と考えてみる。そして句が生まれます。

【優秀作品 :3句】※一部ペンネーム使用
1.やせてから メタボ検診 行くらしい  高知医療生協 茶山さん(70歳・運営委員)
 ~らしい、というのがおもしろい。まだ差し迫っていないからこんなことができる。余裕が笑いになっている例でしょう。元来十七音字でつくられる川柳は、何か何して何となると説明するには短いので、省略や含みを持たせることが多いのです。
2.まだ居たの? 待合室は 花ざかり  鹿児島医療生協 中村さん(71歳・運営委員)
 顔見知りと会ったのでしょう。先に診察のすんだ方が、お先にと帰ったはずなのに、来て見るとまだ話をしている。にぎやかなことでしょう。
3.ボケ防止 孫の相手を 買って出る  群馬中央医療生協 ヤギサワさん(60歳・看護師)
 少し大きくなって、それほど手のかからない孫でしょう。買って出るほどお元気なのですね。お嫁さんへのいたわりが見えて、良い雰囲気です。

【佳作 :7句】
脳トレに 汗のえんぴつ 握りしめ  鳥取医療生協 河瀬さん(83歳・支部運営委員)
多いかな 菓子に手がいく 休みの日  鹿児島医療生協 大塚さん(58歳・看護師)
四捨五入 すれば八十路の 仲間入り  松江保健生協 松本さん(75歳・組合員)
玄関へ 昼寝も一緒 ついてくる  長野医療生協 藤本さん(85歳・支部運営委員)
国策で 生まれおばすて 山で死ぬ  医療生協かながわ 山田さん(74歳・支部運営委員)
何ごとも 地に足つけて やりとげる  岡山医療生協 井上さん(86歳)
ボケ防止 始めた川柳 病みつきに  みなと医療生協 吉田さん(66歳・組合員)

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 渉外・広報部(担当:江本) 電話:03-4334-1580