2012年度 トップセミナー(代表者会議)報告

医療福祉生協 2012年度 トップセミナー(代表者会議)報告

 医療福祉生協連(東京都新宿区、髙橋泰行会長理事)は、2012年9月11日から13日の3日間、都内で全国の81生協・127名の役職員の参加をえて、標記会議を開催しました。3日間のセミナーは、反貧困ネットワークの湯浅誠事務局長による「誰かの責任にするのではなく、自分たちで引き受ける」、日本社福大学大学院の近藤克則教授による「健康格差を考える」の学習講演をはじめ、「いのちの章典(案)・理念討議に向けて」、「医療福祉生協の2020ビジョン」の報告ほか、2つの講演、10件の報告、関連するグループ討議と交流、禁煙ポスターコンクール表彰式、医療機器展示会などかを行いました。

会場の様子

湯浅誠 反貧困ネットワーク事務局長

<2012年度 トップセミナー(代表者会議)の概要>
◇会場 :ホテルイースト21東京
◇目的:情勢を学び、医療福祉生協の役割を考え、下期に向けて活動の課題を明らかにすること。
◇参加者:81生協・127名の理事長・専務理事・理事・幹部職員など。

【9月11日(火)】
□ 基調講演「上期の特徴と下期の課題」
  藤谷惠三 医療福祉生協連専務理事
□ 学習講演①「誰かの責任にするのではなく、自分たちで引き受ける」
  湯浅誠 反貧困ネットワーク事務局長
  要旨:問題を解決するには、「調整し少数意見を反映させる」、もしくは「多数決で決める」のどちらかです。少しでも何とかしたければ、誰かのせいにせず、調整を含めて自分たちで引き受けていくことが重要です。調整を行うには、自分が変わることが重要。違いを見つけるのではなく、同じところ・一致点を見つけることが必要です。
□特別報告 「いのちの章典(案)・理念討議に向けて」
  藤原高明 医療福祉生協連副会長理事

【9月12日(水)】
□ 報告①医療福祉生協連「医師確保事業推進プロジェクトのとりくみ」
  医療福祉生協連 髙橋泰行会長理事
□ 報告②医療福祉生協連「看護師確保のとりくみ」
  看護委員会 中村佳子委員長
□ 報告③「健康づくりのとりくみ~2013年度健康づくり学会に向けて~」
  健康づくり委員会 川﨑順子委員長
□ 禁煙ポスターコンクール表彰式:最優秀作品 香川県高松市 矢野ひらりさん
□ 学習講演②「医療の『見える化』で国民的合意形成を」
  近藤克則 日本福祉大学大学院教授 健康社会研究センター長・ 医療・福祉マネジメント研究科長
 要旨:日本では2006年頃より医療クライシスが顕在化しました。その背景には、医療費を抑え過ぎたことがあります。医療費を負担するのは、最終的には国民です。医療費を増やしても医療が良くならなければ、国民の支持を得られません。価格に見合った価値=より質が高く,公正・公平な医療が、生み出されることが必要です。それを判断するには医療費だけでなく、医療の質も、公正・公平さも見えるようにしなければなりません。超高齢社会に対応するには、実際に医療サービスを提供している私たちがモデルをつくって実践し、質や公正・公平さを評価し、必要な費用・人材,そして課題も明らかにして、それを政策化していくような取り組みが必要です。 医療の中身の問題については「解決策は現場にある」のです。現場を担っている医療福祉生協に期待しています。
□ 報告④「医療福祉生協の2020ビジョン」
  ビジョン策定委員会 尾関俊紀委員長
□ 学習講演③「事業継続計画(BCP)作成について」
  武田賢治日本生協連BCP対策室 室長代理
□ 会員生協報告

会場の様子

近藤克則 日本福祉大学大学院教授

禁煙ポスター表彰式の様子

最優秀作品:矢野ひらりさん(香川県)

【9月13日(木)】
□ 報告④「生協強化月間~300万人組合員実現に向けて」
  組合員活動委員会 松本弘道委員長
□ 報告⑤「第1四半期経営報告」
  総務経営委員会 齊藤民紀委員長
□ 報告⑥「平成24年度老人保健健康増進等事業認知症者の生活支援実態調査と支援方策の開発に関する臨床研究事業のとりくみについて」   介護福祉委員会

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 電話:03-4334-1580