医療福祉生協の理念をつくろう(20) わたしたちは、健康をつくる。平和をつくる。いのち輝く社会をつくる生協です。:comcom10月号

医療福祉生協連専務理事 藤谷惠三

全国で「医療福祉生協のいのちの章典」(案)の論議がおこなわれています。論議の中で「『患者の権利章典』は、医師や看護師と患者との関係が中心で、どちらかというと医療従事者の宣言に近いと感じていたが、いのちの章典は、活動の全てを通じて組合員が何をめざすかがはっきりしている」「この20年間の組合員のパワーアップがいのちの章典につながったと思う。いのちの章典は医療従事者や介護職員だけでは絶対に実践できない課題になっている」などの声が寄せられています。

この間の論議の中で、いのちの章典が「現在の私たちができること」という視点でなく、憲法を活かしていのちの分野で医療福祉生協がめざすべき課題や、その基礎となる考え方を明確にしたものとして受け止められていると感じています。

いのちの章典の論議とともに、その中心点をわかりやすく示すために「医療福祉生協の理念」に関する論議もすすんでいます。常任理事会では、「わたしたちは、健康をつくる。平和をつくる。いのち輝く社会をつくる生協です。」という案を提案することにしました。「健康をつくる。平和をつくる。」は、医療福祉生協の2つの中心的な活動を表しています。何をめざしているのかでは「いのち輝く社会」という表現が最もぴったりくるという意見が大勢を占めました。協同してつくるという視点は「生協です。」で表しています。

これだけでは、医療福祉生協の特徴やめざすもの、達成の方法などが十分に表現できないので、組織的特徴を表すために「地域住民と医療や福祉の専門家が協同する生協です」、使命を明確にするために「地域まるごと健康づくりをすすめる生協です」、目的の達成の方法として「だれでも参加でき、学び成長できる生協です」の3つの内容を付け加えることとしました。

医療福祉生協連では、ホームページのトップに「みんなでつくるいのちの章典・理念」を開設し、みなさんの意見を募集しています。また質問に答えるコーナーや自分の案を提案できるコーナーも設置しています。いのちの章典と理念は、情勢を切り開く医療福祉生協の旗印ともいうべきものです。すべての支部と職場、班などで数万人規模の論議をおこない、組合員の総意を結集してつくりあげましょう。