医療福祉生協の理念をつくろう(19) 300万人組合員達成運動がはじまります:comcom9月号

医療福祉生協連専務理事 藤谷惠三

医療福祉生協連理事会は、2014年度末までに全国で300万人の組合員を達成することを呼びかけています。その呼びかけ文では「医療福祉生協の事業と活動の基本は、人と人のつながりです。くらしといのちを支える事業を発展させ、地域まるごと健康づくりをすすめるためには、地域の人たちに組合員になってもらうことが何より重要です。そして、組合員の事業利用を増やすことは、『参加と協同』を基本とする医療福祉生協の事業の質を必ず高めます」と述べています。

医療福祉生協の仲間ふやしを全国的にみると、毎年12万人の新しい組合員を迎える一方、7万人前後の脱退者がいるので5万人の純増という状況です。ここ数年は、死亡脱退の増加などで脱退者の比率が年々伸びています。それぞれの地域で仲間ふやしの飛躍をつくることは「待ったなし」の課題になっています。

 

組合員になってもらう時に何と言ってお誘いしたらいいのでしょう? 生協に加入した仲間の声にその回答があると思います。感想として多いのは「これまで知らなかったことがわかるようになった」「いろいろな人の話が聞けてためになる」「独りぼっちではないと感じられるようになった」「私もみなさんのお役に立てることがあるのがうれしい」などの声です。

ここに共通しているのは、「人生が豊かになった。楽しくなった」ということだと思います。

具体的に言うと、「孤立をしない」「不安が少なくなる」「健康になる」など「具体的に得るもの、解決すること」を示すことと、人として大事にされ成長するための「参加」の場を準備することです。

 

組合員になってもらうには、「その人が何を求めていて、医療福祉生協がそれをどう実現できるか」をはっきりさせなければなりません。これを支部や職場で論議し、地域の要求にぴったりくる私たちの「お役立ち」のかたちを示せるかどうかが大事です。

今、論議している医療福祉生協の理念にも「人生が豊かで楽しくなる展望」が示されたらすばらしいと思います。