国際協同組合年企画「パネルディスカッション」報告

医療福祉生協連「国際協同組合年企画 パネルディスカッション」を開催
~テーマ「協同組合間協同による事業」に60生協・109名が参加~

 医療福祉生協連(東京都新宿区、髙橋泰行会長理事)は、2012年6月4日、ホテルイースト21(東京都江東区)にて、「協同組合間協同による事業」と題するパネルディスカッションを開催しました。この会合には、60生協・109名の役職員が参加しました。冒頭、髙橋泰行会長理事は「世界中に約10億人の組合員を擁する協同組合の社会的役割が評価され、今年の国際協同組合年となりました。医療福祉生協をより広く知らせるとともに、“協同組合間協同の事業”について、本日のパネルディスカッションから学び実践につなげていきましょう」と挨拶しました。

会場の様子

主催者挨拶:髙橋泰行会長理事

●医療福祉生協は2012年国際協同組合年に「協同組合間協同の事業」を実現します
 パネルディスカッションでは、国際協同組合年のスローガン「協同組合がよりよい社会を築きます」のもと、地域や組合員の願いを持ち寄り、一人では実現できないことを力を合わせることで可能にする協同組合の価値と原則を再確認し、貧困削減・仕事の創出・社会的統合に向け、協同組合が地域でどう役割を果たしていくのかを考え合いました。

コーディネーター・パネリストの皆さん

討論を聞く参加者

■パネリスト:岡村信秀・広島県生協連専務理事、仲宗根迪子・奈良県医療福祉生協理事長、
    木村京子JA秋田厚生連平鹿総合病院技師長、鎌田敦子・青森保健生協専務理事
■コーディネーター:大野孝明・医療福祉生協連理事・富山医療生協理事長
 岡村氏は「地産地消からはじまる協同、豊かな食と農と地域・ひろしまをつくる“生協と地域の協同の地域ネットワークづくり”の実践」について報告。仲宗根氏は「県内の9つの生協との連帯と協同で生まれた奈良県医療福祉生協づくりの実践と第1号の診療所開設に向けての現在の取り組み」を報告。木村氏は「JA秋田の助け合い組織との“伝統食を給食メニュー”に取り入れた事例」を報告。鎌田氏は「地域購買生協と共同ですすめる給食配食事業の現状と課題」について報告。
 各パネリストが質問内容に答えた後、大野氏より「各パネリストから共通のキーワードとして“地産地消”・“安全で安心してくらせるまちづくり”が出ました。パネリストからの報告は、協同組合原則の“連帯と協同組合間協同”・“正直・他人への配慮”・“地域コミュニティへの関与”などを、それぞれの地域で実践されている好例です。本日を契機に、生協と生協、生協と他の協同組合との協同の取り組みがより一層進められることを期待します」と結びました。

大野孝明さん

岡村信秀さん

仲宗根迪子さん

木村京子さん

鎌田敦子さん

まとめ:藤谷惠三専務理事

 

■まとめ:藤谷惠三 医療福祉生協連専務理事
 「今回のシンポジウムは大変示唆的な内容で多くのことを学ぶことができました。現在、医療福祉生協は、“まちづくり”の中心に“医”・“食”・“住”をおいて取り組んでいます。本日の討論の中で2つのことを学びました。一つは、協同組合間協同とは、歴史の違う協同組合が、知恵と技術を出し合うことだということです。二つ目は、まちづくりの中心には“食”があるということです。そして、協同組合の組合員同士の“共助”から、地域コミュニティにおける“公益”に踏み出す時期に来ていることを確認できました。」

*パネルディスカッションの詳細は医療福祉生協連の情報誌「comcom」10月号(9月20日発行)に掲載予定です。

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 電話:03-4334-1580