新支部誕生 さあ、これからだ!~医療生協かわち野 柏原支部:comcom6月号

できたて ほやほやの 柏原支部です よろしくね!

初の組合員交流集会

「みんなでやると楽しいわね!」楽しい「ころばん体操」。組合員のみなさんが笑顔でつながりました

 4月14日。柏原市・堅下(かたしも)合同会館。咲き誇る桜花に降り注いでいた春の雨も午前中にはあがり、午後は青空。柏原支部のみなさんがほっと胸をなでおろしました。この日の午後、支部の初企画、「組合員交流集会」が予定されていたからです。支部を結成したのは昨年の10月。半年しか経っていません。運営委員も、現在のところは支部長を入れて5人だけ。まだ何もかもが手探りの状態。そんな中でのとりくみでした。
 支部長の林豊さんがいいます。
「何人集まってくれるかわからんけど、晴れて、ほんまよかったですわ」
 空からは、春の陽ざし。路上には、さわやかな風。
「ここやな」
「うん。まちがいない。ここや」
 チラシを手にした地域の組合員が集まってきました。

柏原市にも支部を

 大阪府の東端。奈良県との県境にそって連なる山並み。その裾野に広がる平野。それが「かわち野」です。そこに東大阪市、八尾市、柏原市が並んでいます。1971年に設立された「医療生協かわち野」は、40年余りの歳月をかけて東大阪市から八尾市へと活動の舞台を広げてきました。そして、つい最近、その舞台を人口約7万4千人の柏原市まで広げることにしたのです。しかし、市内に組合員はいるものの、支部もなければ班もありませんでした。早速、点在する230人ほどの組合員を訪問し、声をかけて「支部をつくる」とりくみが始まりました。
 理事の小西カウさんがいいます。
「ほかの理事さんや職員の方とずいぶん歩き回りました。やっぱり、組合員に会って、話をして、理解してもらって、その気になってもらう。これ以外に方法はありませんからね。その気になればきっと見つかります。出会えますよ、こういう人に…」

 林さんが、笑いながら続けます。
「支部長を引き受けるいうたんは、たしか3回目やったね。話を聞いているうちに、自分のためにもなるし、人の役にも立つ、そういう活動なんやということがわかったし、それならやらしてもらおう。そう思ったわけや。」

支部長あいさつ

「ていねいにゆっくり動いてくださいね」細心の注意を払いながら「ころばん体操」を指導する健康運動指導士の宮井篤さん

 組合員交流集会が始まりました。支部長が開会のあいさつに立ちます。
「去年の10月から毎月1回運営委員会を開いて、何をやったらええのか、話し合ってきました。で、まずは、医療福祉生協を肌で感じてもらおうということで今回の企画を考えたわけです。今日は、いつまでも笑顔を忘れずにくらすにはどうしたらええのか、というお話と、転んでケガをしたらいかんということで、ころばん体操の先生に来てもらいました。短い時間ですけど、楽しく学んでいただけたらと思います」
 会場に広がる拍手。これまで点在していた組合員がつながり始めた瞬間です。支部長は、それを感じたのか、胸の内にある「思い」を語り始めました。
「現在の困難は、いろいろな活動を考えても、それを背負ってくれる人がまだまだ少ないということです。みんな生活があるし、忙しいし…、それはわかるけれど、少しでもいい、医療福祉生協のために時間を割いてくれる人に出てきてほしいと思います。これから地域のみなさんの声を聞いて、要求に応えられる支部をつくっていきたい、そう思っています。ご協力、よろしくお願いします」

職員との連携

参加者を楽しませながら講義をする職員の矢島圭さん

 講師を務めたのは、「グループホームよおぎ」の施設長・矢島圭さんと、健康運動指導士の宮井篤さん。2人とも医療福祉生協の事業所がある東大阪市と八尾市から駆けつけてくれました。矢島さんの演題は、医療福祉生協の健康習慣を中心に据えた「いつまでも笑顔の絶えないライフワーク」、宮井さんは「みんなでやろう ころばん体操」。2人の講師は、できるだけわかりやすく、楽しく学んでもらおうと一生懸命でした。そして、2人に共通していた基調。それは、「私たちは医療福祉生協の職員です。みなさんと同じ医療福祉生協の仲間です。これからもお互いに力を合わせて頼りがいのある医療福祉生協をつくっていきましょう」でした。
 支部長がいいます。
「私たちの思いと響き合う職員がいるということは、本当にありがたいことです。こういう専門家が自分たちの味方なんだ、これが医療福祉生協なんだということが、少しでもわかってもらえれば成功です。みんな楽しそう。何よりですね。これで、もう一歩踏み出せます」
 組合員と職員の建設的な連携。これが、大きな力を発揮しました。

懇談会

 組合員交流集会を終えたあと、運営委員のみなさんが集まりました。初企画は無事終了したものの、これからやるべきことは山ほどあるのです。
 支部長がいいます。
「どの課題にとりくむにしても一朝一夕でできるというものはありません。やはり、支部づくりの計画表を作成して、みなさんでじっくりとりくんでいくことが必要ではないかと思います。まずは何をやらなければならないか、みなさんで出し合ってみましょう」
 最初に出てきたのは、組合員訪問。柏原市でくらす組合員が何を考えているか。どんな要求をもっているのか。その声に耳を傾けなければ、支部の今後の方向が定まりません。次に出てきたのが、運営委員を増やすこと。組合員の声を聞いても運営委員会の力が弱ければ「地域の要求に応える支部活動」をつくることができません。できるだけ早い時期に運営委員を倍増し、10人にしようということが話し合いの中で確認されました。
 そこで小西さんが助言をします。
「運営委員さんを増やすのは必要やし、大事なことやけど、やはり運営委員さんといっしょに動いてくれる人をつくらんと。運営委員さんが何でも背負うというような格好になったら大変やし、活動も広がらんからね」
 この助言を受けて出てきたのが、機関紙の手配りさんふやし。
 支部長が、発言を受けていいます。
「機関紙の配付は、少ない人数で多くの部数ではなく、多くの人数で少ない部数が理想。そうせんと配ることに追われて、対話をする余裕がつくれなくなるからね」
 懇談会は、当面する課題から、「青空健康チェック」「班づくり」「たまり場づくり」「診療所づくり」「介護施設づくり」、そして、みんなの夢へと広がっていきました。

さあ、これからだ

「わかりやすいし話が面白いわ」なごやかに組合員交流集会

 運営委員の森桜喜代美さんがいいます。
「支部づくりは仲間づくり、人づくり。焦らず、楽しく、一歩一歩すすんでいきましょう。ビジョンを語り合うこと、夢を語り合うことを忘れずにね」
 全員が深くうなずき合いました。

〈医療生協かわち野〉
●設立年月日 1971年9月7日
●組合員数 5万1,358人(世帯)
●出資金 12億4,587万円
●支部・班数 47支部 703班
●機関紙手配り部数 4万731部
●機関紙手配り協力者 1,535人
●事業所 病院1 医科診療所6 訪問看護ステーション2 介護関連20 支部センター11 組合員センター5

〈柏原支部〉
●設立年月日 2011年10月23日
●組合員数 230人
●機関紙手配り協力者 6人
●運営委員数 5人

※2011年3月31日現在