「東日本大震災1年を迎えるにあたって」の呼びかけ

医療福祉生協連は全国の医療福祉生協に呼びかけました
~「東日本大震災1年を迎えるにあたって」~

 医療福祉生協連(東京都新宿区、髙橋泰行会長理事)は、全国の医療福祉生協に「東日本大震災1年を迎えるにあたって」の呼びかけを行いました。呼びかけの中の「エネルギー政策についての提言」は、3月30日に日本大学歯学部2号館第一講堂(東京都千代田区)にて開催する「原発事故とエネルギー政策に関するシンポジウム」で提起する予定です。 詳細は「原発事故とエネルギー政策に関するシンポジウム」案内をご覧ください。


<医療福祉生協連の呼びかけ>

東日本大震災1年を迎えるにあたって

日本医療福祉生活協同組合連合会
専務理事 藤谷 惠三

 3月11日東日本大震災発生から1年を迎えます。1万9千人を超える死者・行方不明者を出し、今なお30万人以上の人びとが仮設住宅で厳しい生活を余儀なくされ、東京電力福島第1原子力発電所事故による放射線被害は終息も見えぬ中で1年目を迎えることとなります。

 この1年、全国の医療福祉生協と医療福祉生協連は、力を合わせて被災地の人びとを励まし支えてきました。
 松島医療生協は、津波被害にあった介護施設を移転新築することを決めました。近隣仮設住宅訪問も続けています。みやぎ県南医療生協は近畿ブロック有志の協力も得て、山元町の訪問活動を続け、新たな班結成という大きな実を結んでいます。福島県の福島医療生協・福島中央市民医療生協・郡山医療生協・浜通り医療生協は、震災や津波に加え、深刻な放射線被害の中で事業を維持し地域医療・福祉を守り、また避難者への支援にもとりくんでいます。組合員組織をあげて身近な地域の除染活動にとりくみ、困難な中でも主体的に生きることをめざして活動しています。

 被災1年を迎え、全国の医療福祉生協と医療福祉生協連は、今後も長期的に被災生協を支え、被災地の人びとを励まし続ける決意を新たにします。被災地の自治体・協同組合等の諸団体、被災した人びとから多くの要望を聞き取り、その要望に応えるために力を尽くします。被災した人びとが結びつき支え合うための組織づくりにとりくみます。 2012年度の支援活動につなげるため、1周年に当たり会員生協に以下の活動を呼びかけます。

1.被災生協と被災地の人びとを励まし支える活動
(1)被災した人びとを支える活動
○ 宮城県山元町では、みやぎ県南医療生協と近畿ブロック有志が支援活動を予定しています。ろっこう医療生協は3月下旬に岩手県・大船渡市と福島県を激励訪問します。被災地に継続的な支援を続けている会員生協、身近に避難してきている人びとがいる会員生協では、1年に合わせて訪問行動や支援集会、物資を届ける活動を行います。
(2)福島の子どもを応援する活動
○ 春休みやゴールデンウィークに合わせ福島の子どもを招待する企画を行います。すでに医療生協さいたま、福井県医療生協、富山医療生協(富山県生協連)等で予定されています。具体的な計画がある生協は、医療福祉生協連にご連絡下さい。
(3)福島県民に連帯し、福島の医療福祉生協を励ます活動
○ 福島の医療福祉生協は、「原発いらない!3・11福島県民大集会~安心して暮らせる福島県をとりもどそう~」(3月11日(日)福島県郡山市開成山野球場、13:00コンサート、14:00集会、15:15郡山市内パレード)に結集します。多くの生協からのご参加を呼びかけます。

2.各生協で3・11を振り返り、医療福祉生協の役割を発揮する活動
 東日本大震災という未曽有の大災害を経験し、助け合うこと・協力し合うことへの共感が広がっています。各地の医療福祉生協からは、支部や班という身近な人と人のつながりの大切さを再確認したとの声がたくさん寄せられています。東日本大震災で示された自生協の役割を振り返り、今後も続く被災地支援への決意を新たにする意味を込めて各生協で様々な行動を行いましょう。
(1)支援活動を振り返り決意を新たにする
○ 都道府県・地域での記念集会(報告集会)開催への協力・参加、生協独自集会の開催、支援活動報告集の発行など。
(2)身近な人と人のつながりをつくり連帯を強める
○ 機関紙手配りさん・班長さん訪問や懇談会の開催など。
(3)防災意識をたかめ災害に強いまちづくりをすすめる
○ 町内会と一緒にハザードマップの確認、避難経路や連絡網の周知、緊急ポット(緊急カプセル)の普及など。
(4)脱原発とエネルギーのあり方を考える
○ 医療福祉生協連の「脱原発へ!エネルギー政策の転換を ~東京電力福島放射線被害への対応、エネルギー政策についての提言~」を学ぶ、節電の工夫やグリーンカーテンのとりくみを交流するなど。

 1年を迎えても東日本大震災の傷痕は深く、被災地の人びとが普通のくらしを取り戻すまでには長い時間が必要です。全国の医療福祉生協と医療福祉生協連は、粘り強く被災地の人びとを励まし支え続けます。

以上

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 電話:03-4334-158