comcom川柳第3回入選作品の紹介(3月号掲載)

~皆さまから寄せられた句から入選作品10句を紹介~

 医療福祉生協連の情報誌「comcom2011年12月号」の折り込み葉書で応募いたただきました句から選者の奈倉楽甫 全日本川柳協会常任幹事に選んでいただきました。優秀作品3句と講評、佳作7句を紹介します。入選句は「comcom2012年3月号」の35ページに掲載しております。

選者の総評 奈倉楽甫 全日本川柳協会常任幹事
 川柳は五・七・五音字が正しく、七五調の韻律(リズム)が美しく響くのが良いところです。作品の中に、意味はわかりますが、五・七・五になっていない句がいくつもありました。これを予防する方法は、声を出して作品を何度も読んでみることです。日本語は、同じ意味を持つ言葉がたくさんあります。四音の言葉をつかってできた句が字余りなら、そのままにせず、三音の字で代わりになる言葉を探します。これは難しいことですが、良い句をつくるための楽しい作業でもあります。あきらめないで辞書を引いてみましよう。

【優秀作品 :3句】
1.いのちより  大事なものが  あるんだね
   鹿児島医療生協 中村さん(70歳・運営委員)
 昨年の東日本大震災で、自分の職務を命より優先して尊くも亡くなられた方があったと聞きました。人には五欲があって、そのすべてに満足したいのですが、考えを越える災害がせまってくる時にも責任を果たされたことに感動を覚えました。
2.寄り合えば  脳活みんな  若返る
    東京ほくと医療生協 堀川さん(85歳・支部運営委員)
 流行の婚活や就活にまじって脳活というのがでてきました。脳活は古くからあるものです。クイズが流行っていますが、短詩文芸は立派な脳活でした。若返るのは当然です。
3.お若いと  慰められる  年齢になり
   香川医療生協 池下さん(76歳・理事)
 お年寄りの会話でしょうか。片側は入院でもしておられたのか、お互い気をつけましょう、と思いやる心が読める句です。
【佳作 :7句】※一部ペンネーム使用
大雪の 朝早番の 夫送る   郡山医療生協 森の熊さん(59歳・組合員)
いつとなく  「様」から「さん」ヘ ブーメラン  倉敷医療生協 一方通行(77歳・組合員)
りんご飴 はらはらしてる 貸衣裳   神戸医療生協 小林さん(74歳・支部運営委員)
待ち電話 トイレの時に 又かかる   鹿児島医療生協 ゆき坊(67歳)
万歩計 何度見ても 三千歩   上伊那医療生協 市川さん(62歳・理事)
待合で お元気ですかと 目で合図  米子医療生協 三橋さん(61歳・組合員)
言訳を 考え考え 乗るはかり  鹿児島医療生協 甲斐崎さん(64歳・組合員)

医療生協の情報誌『月刊comcom』案内
情報誌「comcom川柳 2012年3月号」(掲載は6月号)の募集案内

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 渉外・広報部(担当:江本) 電話:03-4334-1580