comcom川柳第2回入選作品の紹介

comcom川柳第2回入選作品の紹介(情報誌「comcom2012年2月号」掲載)
~皆さまから寄せられた句から入選作品10句を紹介~

情報誌「comcom2011年11月号」の折り込み葉書で応募いたただきました川柳句から選者の奈倉楽甫 全日本川柳協会常任幹事に優秀作品を選んでいただきました。優秀作品3句と講評、佳作8句を紹介します。この入選句は「comcom2012年2月号」の35ページに掲載しております。

○選者の総評
                    奈倉楽甫 全日本川柳協会常任幹事
 枠が許せば佳作にしたかった句があった。受付へ感謝の花を届けたり、行事で焼きそばをつくるドクターなど、あたたかい情景を詠んだ川柳は楽しい。実際、17音字の川柳では優劣は問い難い。観賞者の年齢、経験も影響するが、結局わかりやすいことが一番だろうか。
 先輩が、「良い作品を作るには良い言葉を知っていなければできない。それには本を読むこと。特に小説をしっかり読むこと」という話をしていた。私たちは普段、読み聞きするうちに、いろいろな言葉を身につけ、川柳を作る時はそれを駆使している。ところが人並の句はできても、一段と意味の深い句を作るにはよリ適切な言葉を探さねばならない。そのための読書である。

⇒医療生協の情報誌『月刊comcom』案内
情報誌「comcom川柳 2012年2月号」(掲載は5月号)の募集案内

【優秀作品 :3句】※敬称略
1.元気なら 年金よりも 仕事する    松岡さん(58歳) 愛媛県
 大正か、昭和ひと桁か、まだ意気は盛ん。口には出さないが少し疲れたから、看てもらう今は金が頼り。だが、この腰が足が治れば、じっとしてなぞいられない。自分では気持ち次第と思っている。応援したくなる力強い句である。
2.血糖値 下がれ下がれと 速あるき  今西さん(75歳) 高知県
 恰幅が良いと自惚れていたら、血糖値が高いといわれた。対策は歩くことらしい。よし歩くぞ、今日もよい天気だ。
3.クイズ解け 自慢したいが 1人住み  河瀬さん(82歳) 鳥取県
 クイズが流行っている。解けた時の嬉しさを聞いてくれる人がいないのは少し淋しい。1人住みが効いている。
【佳作 :8句】※敬称略
ママ、ママと 呼べばふりむく 2、3人  中庭さん(65歳) 茨城県
昼食の メニューがわかる 換気口    赤司さん(58歳) 大阪府
亡き友の 思い出語る 食事会      板倉さん(87歳) 大阪府
除染薬 なくて原発 あるこわさ      山田さん(73歳) 神奈川県
なきながら ボランティアする 時もある  北野さん(64歳) 大阪府
年金は 節約しても 消えてゆく      上原さん(58歳) 長野県
ボケ防止 きょうも私は 赤ワイン     市川さん(62歳) 長野県

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 渉外・広報部(担当:江本) 電話:03-4334-1580