新年のごあいさつ 日本医療福祉生活協同組合連合会 会長理事 髙橋泰行

新年のごあいさつ

日本医療福祉生活協同組合連合会
会長理事 髙橋泰行

 新年あけましておめでとうございます。
 昨年3月11日の東日本大震災は、東北地方を中心に大規模な被害をもたらしました。
 被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 全国の医療福祉生協は、震災直後より宮城県災害拠点病院である坂総合病院と近隣避難所での医療活動に医師120名(歯科医師5名含む)、看護師・保健師173名をはじめとする医療・介護職員延べ500名を派遣しました。また、医薬品や高齢者用おむつ、歯ブラシ、マスクなど68万点を被災地の医療・介護施設や避難所に送りました。現在は、福島県・宮城県・岩手県・茨城県の医療福祉生協に全国の医療福祉生協から放射線測定器100台を贈る運動に取り組んでいます。
 いまなお、被災地では東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の放出・拡散、食品・水・土壌・海の放射能汚染とあわせ、多くの人々が困難な生活を強いられています。このような中、医療福祉生協連は、「人々のきずなを強め『医・福・食・住』の事業と活動を広げて、安心して住み続けられるまちをつくろう」を目標に、健康づくりやだれもが安心してくらし続けられるまちづくりに貢献できるような事業と活動に全力をあげる所存です。
 今年は国際連合が定めた国際協同組合年(International Year of Co-operatives:IYC)です。いま世界は、急速に変化する社会・経済環境のもと、貧困や格差拡大、地球環境破壊など多くの問題に直面しています。こうした現実に医療福祉生協などの協同組合がどう関わり、どのような解決の方向性を見出すのかが問われています。
 その鍵は「競争」から「協同」への転換です。
 私たち医療福祉生協は、国際協同組合年を機に、国内外の協同組合や地域の諸団体との連携を一層すすめながら「競争」ではなく、一人ひとりが力を合わせる「協同」を大切にしたとりくみを通じ地域に貢献し、「格差のない平和な国際社会」の実現にむけてとりくみをすすめます。また、医療福祉生協連は11月にメキシコで開催されたICA(国際協同組合同盟)グローバル総会において、ICAに正式加盟しましたことをご報告します。
 医療福祉生協の事業活動に対する皆さまの一層のご指導・ご鞭撻をお願い申しあげるとともに、本年が皆さまに一人ひとりにとって実り多き一年となりますよう心からお祈り申しあげます。