comcom川柳第1回入選作品の紹介

comcom川柳第1回入選作品の紹介(情報誌「comcom2012年1月号」掲載)
~入選作品10句を紹介~

 情報誌「comcom2011年10月号」の折り込み葉書で応募いたただきました川柳の中から選者の奈倉楽甫(全日本川柳協会常任幹事)に優秀作品を選んでいただきました。優秀作品3句と講評、佳作7句を紹介します。入選句は「comcom2012年1月号」の35ページに掲載しております。

○選者の総評    奈倉楽甫 全日本川柳協会常任幹事
  最近は新聞やテレビで川柳を見聞きされることが多くなり、身近に感じられていると思います。コムコムでも年に一度の募集・発表が、今年から毎月の募集・発表となりました。  載せられた句をご覧になって、こんなことをこう詠めばいいのかと思われたことでしょう。 その気持ちを話し言葉で五一七一五音字にまとめられたら、あなたも川柳を作られたことになります。五七五と指を折って、なんでも感じたことを一句にまとめて、ぜひ投句してみてください。
医療生協の情報誌『月刊comcom』案内
情報誌「comcom川柳 2012年1月号」(掲載は4月号)の募集案内

掲載号「1月号」の表紙

【優秀作品 :3句】※敬称略
1.看護衣の白が眩しい回復期  鶴田昌熹(73歳) :鹿児島医療生協
 医療の現場では一様に白が多い。清潔と信頼にふさわしいからだろう。 訪れる人は何か体の具合が悪いからで、周囲を見る余裕もなかった。治療を受けて数日、やっと落ち着いて気力、体力とも回復の兆しが見えた頃、 改めてここで働く人たちの白衣に注意がいったのだろう。回復期に入った安心と、お世話になった人たちへの感謝の気持ちが、白衣を眩しいといわ思わせたのであり、きれいな句になった。
2.体脂肪「はかるだけ」では変わらない  さざえ(58歳) :愛媛医療生協
 体脂肪率という数値があって、数字によって望ましい枠内かどうかといわれている。簡単に測れる機械のようだが、それは一面の数字で、それなら何をしたらよいのかすぐには語れないことらしい。体は複雑である。ただ、佳作の句にもありますが「」“”などは、川柳では付けないのが常識です。
3.受け付けにあと何番目目で合図    三橋茜(61歳・組合員) :米子医療生協
 心配するほどの病気でないが、月に1、2回薬をもらいに来る医院。受付の方とも大分馴染んだのか、目が合うと何人目かと合図が交わせる、ほほえましい一句である。

【佳作 :7句】
待合室今年の健診よかったよ      加藤節子(73歳・組合員):やましろ健康生協
ケアマネとなのるわたしもこうれいに  久志本京子(63歳・ケアマネ)ヘルスコープおおさか
「ありがとう」この一言に皆和む     石堂範子(79歳・組合員):鹿児島医療生協 
コムコムのクイズ楽しむ秋の夜半    甲斐崎みどり(64歳・組合員):鹿児島医療生協
診断は天の声かも疑わず         渡辺睦子(73歳・組合員):愛媛医療生協
さようなら原発消えて新世界      野中靖弘(69歳・支部長):神奈川北央医療生協
“患者さま”全然変わらぬ待ち時間   北村武夫(組合員):長野医療生協

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 渉外・広報部(担当:江本) 電話:03-4334-1580