「第25回高齢者大会 in 青森」開催報告

「第25回高齢者大会 in 青森」が開催されました
~全都道府県から延べ4,571人が参集し、特別決議と大会アピールを採択~

 第25回日本高齢者大会実行委員会と日本高齢者大会青森県実行委員会が共催する「第25回日本高齢者大会 in 青森」は、2011年9月12日と13日の両日、青森市内の青森市文化会館・労働福祉会館など6会場で開催されました。この大会には、全ての都道府県から延べ4,571人が参加しました。
 この大会には青森市をはじめ県内31自治体、報道11社、県商工会議所や県観光コンベンション協会などから後援をいただきました。
 大会の第1日目(12日):31の学習講座・分科会・文化企画などを、アスパム・青森市民ホール・アウガ・労働福祉会館・青森市文化会館・青森県水産ビルの6カ所で延べ2,876人の参加をえて開催されました。
 第2日目(13日):全体会が青森市文化会館において約2,100人の参加で持たれました。オープニングは、津軽三味線と歌声による歓迎演奏、鹿内博(しかないひろし)青森市長の来賓挨拶、基調報告、被災地を含む各地からの取り組み報告、特別アピールの採択、日野秀逸東北大学名誉教授の記念講演、文化行事などを行いました。
 最後に、青森県から次回開催地の香川県に大会旗を引き継いで終了しました。

記念講演の様子(全体会場)

<第25回高齢者大会の概要報告>
【第1日目・延べ2,876人参加】:10の学習講座に延べ1,120人、11分科会に783人、
  4つの移動分科会に延べ173人、
  6つの夜の講座・青森学・交流会などに延べ796人が参加。
第1学習講座「新高齢者医療制度・国保問題 介護保険見直し・高齢者ひとりぼっち問題」(講師:篠崎次男氏・高齢者運動連絡会顧問)に約420人が参加しました。第3学習講座は「東日本大震災の被害と復旧・復興」「原発事故被害―砕け散った安全神話」の2つ講義を270人が受講。第5学習講座「在日米軍最前線―軍事基地アオモリから見る」と「日米安保条約60年、今後の課題」の2つのテーマの講義は110人が受講しました。
第3分科会「孤独死のない安心して暮らし続けられるまち」のテーマは定員いっぱいの116人が参加。講師の東京西部保健生協の吉岡尚志専務理事が東京杉並区での実践例をあげての報告、参加者からの各地の取り組みが活発に意見交換されました。第7分科会「震災での口腔支援活動」は約30人が参加。第8分科会「生活保護と生存権裁判」には、原告も含む77人が参加し活発に意見交換。第9分科会「今こそみんなで健康体操」も人気が高く、会場あふれる約100人が参加し健康体操をみんなで実践しました。

【第2日目・全体会・約2,100人参加】:オープニングは、津軽三味線と地元有志の歌声のコンサートが出迎えました。主催者挨拶に続き、鹿内博(しかないひろし)青森市長から「東日本大震災の影響で沢山の行事が中止になっている中で日本高齢者大会が開催されたことに感謝します。震災の支援や復興の中で、人と人が力を合わせることのすばらしさが証明されました」との来賓あいさつがありました。山田栄作事務局長からの基調報告、東日本大震災の被災地からの報告では、千葉県参加者から液状化現象の悲惨さが、福島県の参加者からは、福島原発事故の悲痛な体験談の後、「原発を続けるという国に人間の心があるのか」との訴えがありました。「TPP(環太平洋経済連携協定)への参加反対、後期高齢者医療制度の即時廃止、生存権裁判の勝利」などを盛り込んだ特別決議とアピールを会場全体の拍手で採択しました。大会のフィナーレは、会場全体を巻き込んで、「ねぶた」の囃子が鳴り響く中で来年の再会を誓って2日間の大会の幕を下ろしました。

●記念公演:「東日本大震災が高齢期運動に問いかけるもの―憲法を足場に、生業(せいぎょう)と生活の再建を」(要旨抜粋)
                  日野秀逸東北大学名誉教授・医療福祉生協連副会長理事
内閣府特別機関の日本学術会議が東日本大震災において1995年の阪神・淡路大震災の経験が生かされていないと指摘している。仮設住宅建設も大手ゼネコンの請け負いで地元に雇用が生まれていないばかりか、住人の要求にそったものになっていない。震災の復興に当たっては押し付け的復興計画ではない、地に足をつけ、被災者のことを考え、現場からの復興を進めていくこと重要だ。復興財源も総務省のデータから日本の財政状態を分析すれば、消費税を増税しなくても十分財源は確保できる。

<問い合わせ先>
日本高齢者運動連絡会 (山田栄作事務局長) 電話:03-3384-6654