東日本大震災:被災地(福島)の医療福祉生協の状況・追加

東日本大震災:被災地・福島県の医療福祉生協の状況(追加)
~郡山医療・浜通り医療・福島中央市民・福島医療生協~

 被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。引き続く余震で心休まらないばかりか、インフラの復旧に手間取り、逼迫した生活を送っている被災地の医療福祉生協の取組みや状況を紹介します。今、原発事故で揺れる福島県で困難な中で、医療活動に奮闘している医療福祉生協の追加の情報を、前報に引き続き紹介します。

 【福島県の医療福祉生協の状況3/1921現在】 (聞取り:医療福祉生協連)
(※本文の青字部分は主として被災者の情況と支援活動)

   福島中央市民医療生協(福島市)避難所で、トイレを我慢していた方も多く、便秘の方が多い。継続的医療支援が必要。抗がん剤などを飲めずに、被災地域から避難している方も。
 3月19日に市内32カ所のガソリンスタンドでガソリンを販売。浜北医療生協から第4便「灯油400リットル」が届く予定19日9時30分より、老健にじのまちから須川診療所に病棟機能を戻し、事務当直も19日夜から須川診療所で復活。常務理事会を3月22日(火)7時45分から開定。(「地震対策本部会議vol.8」より抜粋) 
3月20日 医師1名、看護師3名、介護職10名、リハビリ職員4名で避難所訪問。診察コーナーを設置して対応。 22日より福島市医師会が地域の避難所に医師派遣を開始したので、当生協は4人の医師の派遣に協力。3月21日浜通り医療生協へ紙おむつ500枚を送る。

   福島医療生協(福島市)東高校に避難している方へ米15kg分のおにぎり、大鍋4杯の味噌汁、カットトマトとキャベツの塩もみをつくり、支援物資で届いたサンマの蒲焼210缶とバナナを届けた。また、午後に毛布・衣類・おむつ・お菓子類を北高校に避難している人へ運んだ。医療生協わたり病院の丹治信夫院長を中心にチームをつくり、避難所を訪問。(福島医療生協「東日本大震災対策ニュース」No.4より抜粋)
 
   医療生協わたり病院は3月14日から震災被災者や原発地域避難者のための被災者診療を始めています。南相馬市41名・浪江町17名・双葉町3名・富岡町6名・飯館村2名の合計69名が来院。多くの方が、津波の被害を受けたり、原発地域からの強制避難を命じられたりした方々です。
 
   3月16日:医師を含む3名がグループで避難所を訪問。17日は医師5名を含む10名で避難所を訪問。18日までに被災地から受診された方は150名を超えた。うち人工透析を行った方は28名。透析室は2クールから一部3クールに拡大して対応。通院困難な方も多く、家族の方は、臨時的対応として組合員ルームから通院することに。
 
   福島消防本部に給水の要請を行い、10トンの提供を受ける。上水道が福島市の一部の地域から徐々に復旧しはじめた。
 
   幼稚園や小学校休校のため、震災臨時保育「げんきの部屋」を開設。対象年齢は2歳半から小学6年生まで。期間は3月22日(火)から26日(土)。場所は、医療生協わたり病院通所リハビリセンター。(3月18日付「わたり病院大震災対策本部ニュース」第3号より抜粋)
 
   組合員、職員が20日午前9時に対策本部前で意思統一後、避難所訪問、東高校への炊き出し、支援物資仕分けなど支援活動に取り組む。理事が歩いて組合員訪問したり、支援物資の荷降ろし・仕分け・荷積みを行ったり。副理事長がひとり暮らしの方に声を掛け、介護用オムツが足りないとの情報を得て、医療福祉生協に届いた支援物資の中からお届けした。(3月20日付福島医療生協「東日本大震災対策ニュース」No.5より抜粋)

   浜通り医療生協(小名浜市)―<断水続く…水は上水道から>ライフラインのうち、電気・ガスは復旧しているが、水は依然断水、回復の見通しは不明。水は浄水場まで汲みにいって対応してきたが、雨が降ると原発事故の関係から取りに行くことはできない状況。はるな生協、みなと医療生協から送られた水で凌いできた。

<緊急で水の確保を>水不足に対して(1)3/21郡山医療生協が水2リットル×400本を、浜北医療生協・富山医療生協からもらった軽油を使って緊急に運び込む、(2)3/21福島中央市民医療生協が福島県生協連に緊急にお願いをしてコープふくしまに水とおむつを運んでいただいた。(3月21日、長谷部専務からの聞取りの電話メモより)

現場職員は特別シフトを敷いて、 慢性疾患患者対応、入院患者対応にあたる。介護福祉部職員は、利用者の安否確認とショートステイ、高齢者住宅等利用者を病院通所に避難させサービス提供。事務職員は、水とガソリンの確保に全力投球。理事の手配で3トントラックと水タンクを確保、職員のタンク提供もあり、ピストン輸送。(3月21日「応援ありがとうニュース」より抜粋)

   郡山医療生協(郡山市)3月20日に理事長・専務理事・院長が、持ち家が使用不能状態にもかかわらず頑張っている5人の職員宅を訪問し、水や食品、ブルーシートやナイロン袋、見舞金を手渡し激励した。公立保育園児等を受け入れる拡大保育と就学時児童を受け入れる学童保育を継続中。
 
   3月18日ライフラインが復旧。21日に浜北医療生協と富山医療生協から送られた軽油をディーゼル車に給油し、小名浜生協病院(浜通り医療生協)に800リットルの水を搬送。

 <問い合わせ先>
医療福祉生協連 震災対策本部 電話:03-4334-1580