東日本大震災:被災地の医療福祉生協の状況

東日本大震災:被災地の医療福祉生協の状況
~盛岡、宮城、福島、茨城で現地生協は奮闘中~

 被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。引き続く余震で心休まらないばかりか、インフラの復旧に手間取り、逼迫した生活を送っている被災地で、現地の医療福祉生協は医療活動に奮闘しています。3月16日現在の現地の状況を紹介します。

 [現地情勢] ※2011年3月16日現在(医療福祉生協連調べ)
■盛岡医療生協(岩手県盛岡市)―岩手県から川久保病院に検視を行う検案医の要請があり、小野寺外科科長を派遣することを決定。派遣は3/17(木)8時から20時まで。

みやぎ県南医療生協(宮城県柴田郡柴田町):現地は電気が復旧しました。診療所などのダメージもそれほど大きくなかったようです。

福島県:福島医療生協・福島中央市民医療生協・郡山医療生協・会津医療生協・浜通り医療生協の5つの生協がありますが、幸い各生協とも大きな被害は生じていません。
現地は、原発事故の影響が深刻です。被災地でも組合員・職員に困惑や動揺が生まれています。

□福島医療生協(福島市)―安定的な支援が継続できるよう、医療福祉生協連とともにもとりくんでいます。
3/12~3/14にかけて東京電力第一原子力発電の爆発事故にともなう避難待機場所を訪問。13日~14日にかけ組織部と組合員が地域訪問しながら避難施設の現状況把握活動などを行った。
○生協いいの診療所―職員4名で診療の昼休憩時間に現地避難場所にでかける。避難場所のひとつ、川俣町南小学校〔浪江町よりの避難箇所〕で早速活動を開始。
○医療生協わたり病院は、地下水と水道を併用していたため、水は確保。当面の食糧・医療材料は調達。いいの診療所は通常診療。現在水道はストップ。建物は被害なし。原発被災地から県中地域に避難した人のうち、具合の悪い方を診療。放射性物質の拡散防ぐため、玄関で振り分け。被爆の可能性がある方は、別室で診察。炊き出しのおにぎり、即席みそ汁、みかんなどを提供。ガソリン不足で通勤できない職員は病院に泊まり込み。学校が休みで出勤できない職員のために、こどもの保育体制を敷く。

浜通り医療生協(いわき市小名浜)―病院・クリニックとも建物にほとんど影響なし。
小名浜病院・付属小名浜クリニック―断水でトイレ等の使用不能、外科の設備がなく重傷者の対応はできないこと、薬の在庫が無く希望通り渡せないこと、ガソリン不足のため送迎バスの運行が難しくなっていること、ショートステイ塩屋崎の利用者を避難受け入れしている。

茨城保健生協(茨城県水戸市)―地震によって高架槽が損傷を受け水が半分くらいしか貯水できません。電気は復旧しましたが計画停電の影響を受けています。自家発電で対応しますが、軽油確保に苦労しています。医局建物の壁やデイサービス施設が損傷しています。
○城南病院が人工透析できなくなり、東京ほくと医療生協の病院に7名の患者を受け入れていただきました。ご支援に感謝いたします。

 <問い合わせ先>
医療福祉生協連 震災対策本部 電話:03-4334-1580