「2・11介護シンポジウム」報告

「異議あり!介護保険見直し政府案 利用者・現場の声を届けよう2・11介護シンポジウム」実行委員会(全労連内)主催の「2・11介護シンポジウム」が、2011年2月11日、ニッショーホール(日本消防会館・千代田区虎ノ門)において、約200名の参加のもと開催されました。

会場からノンフィクション作家の沖藤典子さんが「要介護認定を受けながらお金がなくて介護保険を利用していない人が大勢いるはず。こうした人たちのためにも介護給付の削減や利用者負担増を許してはならず、最初の理念にそって介護の社会化を実現すべき」と訴える一幕もありました。

<シンポジウムの概要報告>
◇とき:2011年2月11日(金・祝) 12時~16時
◇ところ:ニッショーホール(日本消防会館・千代田区虎ノ門)
◇参加人数:約200名
◇内容:
■基調報告:「新自由主義路線を露わにした財界・政府の社会保障戦略」
芝田英昭氏(立教大学教授)
政府を中心に経・財界の介護保険とそれをめぐる社会保障全般についての現状を報告。
1.財界が求める社会保障改革とは?
2.政府与党の目指す社会保障改革とは?
3.政府与党の目指す介護の産業化に対抗する2段階の取り組み。
4.まとめ「今後の反対運動の2段階の進め方」
☆基調報告のレジメはこちら(PDF 123 KB)

■意見発表と討論:
コーディネーター:芝田英昭氏(立教大学教授)
シンポジスト:勝田登志子氏(認知症の人と家族の会副代表)
小川栄二氏(立命館科大学教授)
林 泰則氏(全日本民医連事務局次長)
中山美千代氏(社会福祉法人すこやか福祉会理事長)

シンポジストからは、介護保険制度に介護現場や利用者の声を反映させることの重要性と多様な取り組みの連携の必要性が訴えられました。コーディネーターの芝田教授は「社会保険という枠組みの中で介護保険がどのように変えられようとしているかについては、障害者、児童、生活保護受給者などにも大きく関わる問題です。『買う福祉』という概念は、障害者自立支援法にも組み入れられており、全ての社会福祉分野で介護保険化が進められようとしています。まずは身近な人たちに情報を広げ、幅広く連帯して大きな運動にしきましょう。」と述べました。

<問い合わせ先>
異議あり、介護保険見直し政府案 利用者・現場の声を届けよう
2・11介護シンポジウム実行委員会(全労連内)
 電話 03-5842-5611