新年のごあいさつ:日本医療福祉生活協同組合連合会 会長理事 髙橋泰行

新年のごあいさつ

日本医療福祉生活協同組合連合会
会長理事 髙橋泰行

会長理事 髙橋泰行

新年あけましておめでとうございます。
昨年は、長引く経済不況を背景に格差と貧困が拡大し住民の暮らしや命が脅かされる状況が一層深刻になりました。企業倒産や自殺者数も減少には至らず、各地でとりくまれているまちかど相談会には職や住まいを失った人や困難を抱えた人が多く訪れました。また、所在不明高齢者が大きな社会問題となり、地域社会における人々の絆の重要性が改めて問われました。

このような状況下、昨年7月に全国115の医療福祉生協と日本生協連が「日本医療福祉生活協同組合連合会(略称:医療福祉生協連)」を設立しました。医療福祉生協連は日本の医療・福祉分野での生協の社会的立場を一層高め、新しい価値を社会に示すことを目指し、とりわけ以下の課題に取り組んでいきます。

第1に、超高齢社会における医療・介護・健康づくり、そしてまちづくりのビジョンと政策づくりに力を入れます。政策づくりにおいては、地域住民の生活実態を踏まえ、組合員や住民の健康づくり・まちづくりへの思いを大切にします。現在「高齢者にやさしいまちづくり」に取り組んでおり、2011年はこの活動を通じ把握できたことを政策づくりに反映させていきます。

第2に、現在の医療・福祉政策へ組合員や住民の要望、現場の要望が反映されるように努力していきます。来年予定されている診療報酬・介護報酬同時改定は会員生協の事業に直結する課題として認識しており、幅広い医療・福祉業界団体とも連絡を取り合いながら組合員と事業所の要望実現に向けた取り組みを進めていきます。

第3に、医療と介護の切れ目のない連携をすすめていきます。地域で医療・福祉の事業を営んでいる多くの人たちと連携することで医療と福祉、入院と在宅などあらゆるサービスの切れ目をなくすよう努力します。

第4に、いのちとくらしのネットワークを拡げ「一人ぼっちをなくすためのたまり場づくり」「認知症になってもすみ続けられるまちづくり」「寝たきりにならない健康づくり」に取り組みます。医療福祉生協の事業所や支部、組合員のネットワークが「いのちとくらし」の拠り所となるよう、2011年も引き続き取り組んでいきます。

本年が皆さまに一人ひとりにとって実り多き一年となりますよう心からお祈り申し上げます。