医療福祉生協連創立記念シンポジウムを開催

日本医療福祉生活協同組合連合会創立記念
~「高齢者にやさしい都市(まち)づくり」シンポジウム報告~
 

今年7月に創立した日本医療福祉生協連(本部:新宿区百人町、髙橋泰行理事長)は、創立を記念する「高齢者にやさしい都市(まち)づくりシンポジウム」(以下「シンポ」と略)を、2010年10月13日、グランドプリンスホテル赤坂(千代田区)において、全国の89医療福祉生協・141名の役員・幹部など170名(含む本部役職員)の参加をえて開催しました。

シンポは、WHOによる「高齢者にやさしいまちづくり」の基調報告と厚生労働省から「変化する高齢化地域社会とセーフティネット」報告、医療福祉生協連が昨年実施した「高齢者にやさしいまちチェック活動」報告という構成でした。参加した医療福祉生協の役員・幹部たちからは、「WHOの責任者も厚生労働省の担当者も医療福祉生協の役割発揮に期待していることが伝わりました」「改めて私たちのとりくみが超高齢化社会に向けて大事になると感じました」「高齢者にやさしいまちづくりの内容をさらに深めたい」などの感想が寄せられました。

日野副会長理事

髙橋会長理事

<創立記念シンポジウムの概要>
◇開会あいさつ:日野秀逸副会長理事
◇シンポジウム:コーディネーター・髙橋泰行理事長

■基調報告「高齢者にやさしいまちづくりとWHOのグローバルネットワーク」(要点)
世界保健機関(WHO) ジョン・ベアード高齢化と人生部部長
・ 人類の高齢化は緒についたばかり。2050年には、世界は超高齢社会になる。
・ 『高齢者は多様な形で社会に貢献するすばらしい人的資源』モデルへと転換すべきだ。
・ 高齢者の社会参加を強めるためには、健康が第一。そのためWHOは“高齢者にやさしいまちづくり”を提唱し、高齢者のやさしい都市のネットワークづくりをすすめている。
・ 日本の都市はまだ参加がない。国(厚生労働省)は国レベルの行動計画をつくるべき。
・ 医療福祉生協がチェック活動をすすめたことはすばらしい。点数評価方式もユニーク。「まちチェック日本版」をつくって欲しい。
・ 医療生協が「高齢者にやさしい診療所づくり」をすすめていることはエキサイティング。

■報告「変化する高齢化地域社会とセーフティネット~市民のコミュニティへの役割とは」
厚生労働省老健局総務課 千田透課長補佐
・ 高齢社会において「ひとり暮らし」と「家族がいるが支えにならない」高齢者への支援が特に必要になっている。
・ これらの人たちへの多様な生活課題への対応は、現行の仕組みでは困難であり、地域で、サービスの担い手を創造し育成し連携することが必要となる。
・ 地域凝集力のある協同組合組織が軸になり異業種を結集した複合的な事業・活動を地域で展開してほしい。

ベアード氏

千田氏

大野氏

    
■報告「WHO『高齢者にやさしいまちチェック』先行実施報告」
医療福祉生協連 大野孝明理事
・ WHO「高齢者にやさしいまちチェック」を日本の10都市の医療生協において先行実施。
・ 日本版チェック活動をすすめるに当たっては、チェックだけでなく改善行動計画づくりが必要。
・ 「高齢者にやさしいまちチェック」をいのちの大運動として実施し、地域で医療福祉生協の役割を発揮していく。
☆  WHO「高齢者にやさしいまちチェック」活動報告(2010年7月12日掲載)
☆ 日本医療福祉生活協同組合連合会創立記念シンポジウム「高齢者にやさしい都市(まち)づくり」報告書(PDF3MB)

<問い合わせ先>
医療福祉生協連 本部 電話:03-4334-1580