虹のブックレットNo92  「医療生協の患者権利」の章典のこれからの討論のために

【虹のブックレットNo92  「医療生協の患者権利」の章典のこれからの討論のために】

「医療生協の患者権利」の章典のこれからの討論のために
1991年制定の「医療生協の患者の権利章典」は、日本で最も早い時期に策定されたという先駆性とともに、医療サービスの提供者と利用者(消費者)の双方が協同・共同で、健康をつくり病気と闘うための行動指針(行動規範)を掲げた「医療生協運動の財産」といえるものです。

しかし、この間に、医療を巡る状況は大きく変わり、病院や診療所の経営は困難度を増し、医師や看護師などの不足は深刻になっています。

2010年は「医療生協の患者の権利章典」制定から足かけ20年という一つの節目を迎えること、さらに日本医療福祉生活協同組合連合会が設立される年でもあります。そこで、新たな全国連合会として、自らの理念の探求の素材として「医療生協の患者の権利章典」を取り上げることとし、それに向けて、この「医療生協の患者の権利の章典のこれからの討論のために」を発刊しました。

詳しくは、本書の「第1章の抜粋」を後に掲載しましたので、ご一読ください。
今後の医療生協の皆さんの討論のテキストとして、大いに本書を活用くださいますようお願いします。

本書の購入については、ご加入の医療福祉生協かお近くの医療福祉生協にお問い合わせください。

●1章「医療生協の患者の権利章典」の意義 より抜粋(「はじめに」にあたるもの)

現在、医療生協が掲げている「医療生協の患者の権利章典」は、1991年の医療部会総会で採択・制定されました。それから19年たちました。医療を巡る状況は大きく変わりました。病院や診療所の経営は困難になり、医師や看護師をはじめとする人手不足は深刻になっています。―中略―

そもそも、「医療生協の患者の権利章典」は、どのような意義・特徴・価値をもっていたのでしょうか。それは、他の多くの類似文書と異なっています。―中略―

医療生協の患者の権利章典」を全国的な「患者の権利法」(あるいは「患者の権利に関する基本法」)をつくるにあたっての重要な素材とし、新しい全国連合会に結集した全国の医療生協が、率先してこうした患者の権利法策定に取り組むことが、「医療生協の患者の権利章典」の新たな発展の一つの重要な内容になることは間違いないでしょう。

【主要目次】

  1. 「医療生協の患者の権利章典」の意義
  2. 「医療生協の患者の権利章典」の展望―立法化・普遍化と地域化・個別化の同時進行を
  3. 患者の権利のこれからの目安―欧州委員会「人権及び生命医療に関する条約」
  4. イギリスにおける患者の権利に関わる動向―事例として
  5. 章典か別名称か―どちらでも問題はない
  6. 医療生協運動の画期的発展:患者の権利章典
    おわりに::積極的な評価に立ってさらなる発展を:

【本書の概要】