「2010年度 歯の衛生週間」の取組み報告

~各地で「まちかど健康チェック」や「歯の健康チェック」~

日本生協連医療部会(本部:新宿区百人町、高橋泰行運営委員長)と各地の医療生協は、今年も「歯の衛生週間※」(6月4日から6月10日までの1週間)に取り組み、「医療生協の健康観」や「医療生協の健康習慣」を地域に幅広く知らせるとともに、医療生協のすすめる、生涯を通じた口の健康づくりのためのとりくみを行い、現在とりくみを取りまとめ中ですが、いくつかのとりくみを紹介します。

※この週間は、歯の衛生に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、併せてその早期発見及び早期治療などを徹底することにより歯の寿命を延ばし、健康の保持増進に寄与することを目的とする」として、日本歯科医師会、厚生労働省、文部科学省が中央主催団体となって毎年開催されております。

●子育てサークルで「歯みがき講習会」―医療生協さいたま・埼玉協同病院

医療生協さいたま(埼玉県川口市)の埼玉協同病院(高石光雄院長)では、歯の衛生週間にちなんで、6月3日、「子育てわいわいサークル」のダイヤモンドチェリーとトトログループが合同で、「歯みがき講習会」をおこないました。親子でそれぞれはブラシを持ったり、音楽に合わせて磨いたりなどの「歯みがきを楽しくする工夫」と「しっかりとよごれを落としてあげる」ための実技を行ったところ、日頃やりなれていないためか、いっせいに「キャー!ギャー!」と大合唱。その後は歯ブラシをおもちゃ代わりにみんなで楽しく!~「歯みがきごっこ」をしました。

●禁煙デーと虫歯チェックを一緒に実施-【広島医療生協 コープ共立歯科】

 広島医療生協(広島市安佐南区)のコープ共立歯科では、利用委員会主催で毎年6月4日に合わせて「無料歯科チェック」を行っています。今年は、健康づくり委員会主催「世界禁煙デー」とあわせて、広島共立病院の「ほっとスペース」で「禁煙チェックと虫歯チェック」を行いました。今回は、無料虫歯チェック・歯周病チェック・歯科相談・口腔内カメラ・歯科ケアグッズ販売・「8020表彰」を行いました。当日は、「8020」を達成したお一人を表彰を受けたり、1歳の赤ちゃんが泣きながらお母さんと一緒に受診するなどの光景が見られました。
世界禁煙デーの取り組みでは4名の喫煙者が「CO呼気測定」を受け、看護師や健康づくり委員さんから禁煙に向けてのアドバイスを受けました。

●倉敷市後援の「まちかど健康チェック」実施-倉敷医療生協 児島歯科診療所

倉敷医療生協(岡山県倉敷市)では、水島歯科センターを中心に、7つの歯科施設を持つ歯科ネットワークを形成し、倉敷市を中心に、岡山県西部地域で活動しています。毎年、6月の歯の衛生週間にあわせ「まちかど健康チェック」を実施しています。今年も6月2日、倉敷市の後援を受け、児島支所で、児島歯科診療所の職員、医科職員、組合員など25名が参加して、「まちかど健康チェック」を行いました。当日は、歯科チェック14人、血圧測定と体脂肪測定など25人の合計39人の方が受けました。「日ごろは健康と思っていても、定期的に自分の体を再チェックすることは大切なこと。今日歯科チェックで、虫歯があると言われたから、今度児島歯科にかかろうと思う」との意見もありました。

この記事が掲載される「児島通信7月号」はこちら(PDF 134 KB)

 

(写真・情報提供:児島歯科診療所 下元さん)

●歯の健康チェックと予防パンフ300枚配布―利根保健生協・利根歯科

利根保健生協(群馬県沼田市)の利根歯科診療所では、6月2日と4日の両日、延べ職員10名と組合員ボランティア(保健委員)14名が参加し、利根中央病院の待合室で、「歯の健康チェック」(サリバスター・RDテスト※)と予防パンフレットの配布を行いました。両日で、歯科相談14名、RDテスト8名、サリバスターテスト14名の合計36名が受診。予防パンフレットは約300枚を配布しました。参加した保健委員(組合員)から「口の健康の呼びかけに対して共感される方が年々増加していると感じました」との感想がありました。

※RDテストとはレズサリンと言う薬を使い、唾液の状態から虫歯菌の数(ミュータンス連鎖球菌、乳酸かん菌などの量)からその活動性までを調べる事ができる検査方法です。サリバスターテストは、口腔内潜血反応・唾液潜血反応試験紙を用いて唾液中の潜血濃度を検査し、歯肉の状態を診ることができます。 

利根中央病院外来にて

あじま・北生協歯科の「ありがとうカード」

●虫歯予防のありがとうカードを配布-北医療生協のあじま歯科・北生協歯科

北医療生協(名古屋市北区)のあじま歯科・北生協歯科は、「親子はみがき教室」、「はみがきセミプロ養成講座」など地域の8020運動推進に取り組んでいます。今年も、6月4日の虫歯デーに来院された方に虫歯予防に関するメッセージを入れた手作りの「ありがとうカード」を渡しました。カードを受けた取られた方から、「私の方こそありがとう」と言われた若い歯科衛生士は嬉しそうにしていました。お互い嬉しい取り組みになりました。(上の右の写真がありがとうカードです)

●「WHOむし歯予防デー街角健康チェック」-香川医療生協・歯科コープまるがめ

香川医療生協(高松市)の歯科コープまるがめ(丸亀市)は、6月2日にハローズ丸亀店で、恒例の「WHOむし歯予防デー街角健康チェック」を行いました。当日は口を開かずに先生をにらみつける子どもやフッ素塗布用の綿棒をぺろぺろとなめるお子さんなど、ほほえましい光景がみられました。「歯の健康チェック」は15名、「健康チェック」は30名の合計45名が受けました。

香川医療生協HPの「中讃ブロックニュース」はこちら

●外来で「虫歯デーはぶらしセール」-大分医療生協・けんせい歯科クリニック

大分医療生協(大分市)のけんせい歯科クリニックの歯科衛生士たちは、6月4日はムシバの日! 「むし歯予防デ-」にあわせて、大分健生病院の外来待合室で、6月1日~7日まで、歯みがきグッズを1割引で販売しました。セールと歯の相談を兼ねていることから、「私の歯って健康なの?」「私にあった歯ブラシってどんなのだろう?」「歯間ブラシって使った方がいいの?」「入れ歯なんだけど、どんなお手入れをすればいいだろう……」などなど疑問や歯についての気になる悩みなどに、的確に答えながらの歯のグッズも販売は好評でした。

職員も熱心に購入

壁には歯ブラシ等のわかりやすい説明

けんせい歯科クリニックのHPはこちら

●子育てサークルで「歯みがき講習会」―【東京保健生協】

東京保健生協(東京都文京区)では、この地域の土建住宅デーの9会場で、6月6日に、合同で「青空健康チェック」を実施しました。南大泉支部で「サリバスターによる歯周病チェック」を実施。練馬東支部では、午前中は、和田堀公園での石口歯科医の協力で「お母さんと子供の歯科相談コーナー」を開き、地域の方たちに大変喜ばれ、大泉生協病院歯科の宣伝にもなりました。午後はボート池前診療所の職員・ひがし大泉薬局・歯科の職員も参加して、練馬東支部と高野台支部との懇談会を開きました。職員からは「こんな班会テーマはどうか?」とか「こんな時間帯なら職員は出やすい」などの意見を出しました。職員と組合員の二つの本気がぶつかりあってこそ「協同」が花開きます。同生協のバディー制が始動した例といえます。そして、みんなで合唱した後は、歯ブラシをおもちゃ代わりにみんなで楽しく「歯みがきごっこ」をしました。

●「歯ピカ隊養成講座」を実施-【よどがわ保健生協-淡路CO-OP歯科診療所】

よどがわ保健生協(大阪市東淀川区)の淡路CO-OP歯科診療所では、毎年5月に「歯ピカ隊養成講座」(歯みがきセミプロ養成)を行っています。この講座は全3回(週1回)の講座としています。9回目となる今回は6名の方が受講されました。参加者から「歯の大切さがあらためてわかった」「まずは家族から広げていきます」などの感想が寄せられ、講座開催の意義を実感しました。11月には「いい歯の日」にちなんで、歯ピカ隊のグレードアップ講座も開講します。また、8月28日(土)に、昨年はインフルエンザの流行で中止した「第18回歯の健康まつり」を開催します。当日は無料歯科健診・遊びコーナー・健康チェックコーナーなどを実施する予定です。

●2年ぶりに歯の衛生週間に取り組みました-【ほくせつ医療生協】

ほくせつ医療生協(大阪府豊中市)では、6月16日、2年ぶりに歯の衛生週間に取り組みました。今回は大阪府歯科保険医協会の協力をえて、たかお歯科クリニックの高尾院長(ほくせつ医療生協の組合員)に講師をお願いし、「健康講座その3~口から始まる健康づくり~」を開催しました。当日は約20人が参加しました。高尾先生は、「歯と生活習慣予防」をテーマに、「目と違い歯はキチンとケアすれば寿命はありません」と話されました。講座の後、歯科衛生士による歯磨き講座(下の写真)を実施しました。参加者からは、歯磨きの仕方や生活習慣病との関連について質問が出ました。

(写真・情報提供:ほくせつ医療生協 瀬島さん)

●偶数月の第2水曜日は「まちかど健康チェック」デー -【新潟医療生協】

新潟医療生協(新潟市東区)の保健委員会は、偶数月の第2水曜日に「まちかど健康チェック」に取り組んでいます。6月の歯の衛生週間には、近くのスーパーにコーナーを設け、唾液のphチェック・と科衛生士による衛生指導を行いました。受診した常に飴を舐めている方が、テストペーパーをペロッと舐めると、瞬く間に色が変化しました。「キシリトールの飴だから歯には良いと思っていましたが、これからは控えたいと思います」と話されました。歯科衛生士が「食べ物を食べると口腔内のphは酸性になり、歯の表面をわずかに溶かしてしまいますが、唾液は口腔内のphを中性に戻す力があり、食後40分ほどで溶け始めた歯を再び修復します」と伝えました。この唾液phチェックで、ダラダラ飲食をせず、規則正しい食生活で口腔内のphのコントロールの大切さを啓蒙しています。この「まちかど健康チェック」は、多くの方に気軽に受けていただけると好評です。これからも継続して取り組んでいきます。

使用した「phチェックテストペーパー」

受診の様子(6月9日)

(情報提供:新潟医療生協 組織部組織課 手塚美恵子さん)

●保育園児450人の歯科検診実施-沖縄医療生協

沖縄医療生協(豊見城市)は、今年の歯の衛生週間では、2つの事業所、6か所で「歯科検診」を実施しました。また、 院内パネル展示は 2ヶ所の診療所で行いました。また、この間実施してきている「保育園の歯科健診」は、4つの保育園で実施し、園児の口腔内検診 を約450人に受けてもらうことができました。また、フッ素の塗布についての「フッ化物講話」を1ヶ所で行ったほか、歯の予防についての啓発チラシを配布しました。

歯を磨く園児たち

はい、アーンして

 

 
▲院内の掲示板▲

●歯科用咬合力計で咬合力をチェック-【神戸医療生協 協同歯科】

神戸医療生協(神戸市長田区)の協同歯科(明石市)では、6月9日(金)、コープこうべのコープ朝霧店での健康チェックに参加し、歯科用咬合力計で咬合力チェックを行い、咀嚼力判定ガムの販売も行い、『口と健康』パンフを配布しました。この日は、実習中の常磐大学口腔保健学科の学生さんも参加、衛生士の指導のもとに、血圧測定や咬合力チェックに大活躍しました。6月24日(木)には、生協会館「たんぽぽの家」と「じけまち生協会館」の2箇所で、歯科医師による公開講座を実施し、口腔ケアや歯周病について話しました。歯科医師が地域へ出やすい日を前もって各支部に知らせて、支部が講座開設をしてくれました。1月の「組合員とともにつくる歯科活動交流集会」へ参加した理事が、理事会で咬合力判定ガムを紹介してから、支部からは「ぜひガムを使ってみたい」との声があり、講座の中では毎回使用しています。「ピンクにならなかった人にどうコメントするかに120円の価値がある」との組合員の声にこたえるため、体験を通じて、咀嚼力判定ガムの講話の研究を進めています。