国際平和会議に医療生協代表団が参加

NPT再検討会議に向け、国際的なNPOが結集

【ニューヨーク】4月30日から5月1日まで、ニューヨークで国際的なNPOの共同行動としてNPT再検討会議の成功をめざす国際平和会議が開催され、日本生協連医療部会NPT代表団(団長 藤谷惠三事務局長)からも多くの組合員が参加しました。

開会総会は、4月30日午後6時からマンハッタン島のリバーサイド教会で行われました。開会宣言の後、ルーサーキング牧師の1947年4月4日の演説が朗読され、非暴力の訴えが今も生きていること、キング牧師由来の教会で平和と核廃絶の会議が開かれることの意義が強調されました。その後日本被爆者団体協議会の田中照巳氏が被爆証言と核廃絶への呼びかけを行い、多くの参加者から被爆者が苦しみを乗り越え核廃絶へのとりくみを進めていることに共感と激励が寄せられました。そのほかアメリカの核法律家協会、ロシアの核安全運動・政策法律研究所、国際平和ビューローなどの代表が報告を行いました。

 

5月1日は、4つの分野の24分科会が開催されました。核廃絶分科会として、「核兵器禁止条約」「アジア・太平洋の軍事優先主義と軍拡競争への対抗」「ミサイル防衛配備が核廃絶の希望に与える影響」「青年からの発言とロビー活動」「中東非核兵器地帯」「核抑止を暴く:核による皆殺しと核抑止への挑戦」「ヨーロッパの核兵器とアメリカ&非暴力抵抗」「グローバル・ヒバクシャ」「NPTを超えて:核廃絶運動構築の戦略」「核兵器複合体の近代化」「核エネルギーは核兵器への道:平和への2重の脅威に面して」が開かれ、日本の反核法律家協会や中国人民平和軍縮協会、アメリカ各地のNPOの代表、広島や長崎、ビキニの被爆者などが報告を行い、熱心な討議が行われました。

また、平和分科会として「人権としての平和」「イラク戦争と占領:結果と現状、完全撤退の実現」「NATOノー」「原爆と民間人への無差別攻撃」「外国基地を撤去させよう」「平和文化のための政府インフラを通して軍縮を」「アフガニスタン&中央アジア戦争」「グローバル帝国主義の暴力に対抗する国内での苦悩」「劣化ウラン兵器の禁止に向けて」が、環境分科会として「核サイクル:軍事優先主義が及ぼす悪影響」「なぜ、そしていかに核のない世界/CO2のない世界を構築するか」、経済正義分科会として「市町村の役割」「ヨハネ黙示録をみつめて:軍縮、気候変動、そして正義」が開催されました。

 

閉会総会は、19時から開催され、潘基文国連事務総長が基調演説を行いました。潘事務総長は、各国の政府とともに広範な世界人民が核廃絶に向けたとりくみを行うことの重要性を強調し、市民運動への期待を表明しました。そして「核廃絶は達成できるゴールだ。私は核保有国に核廃絶を迫る」と発言。会場では涙を流して聞き入る被爆者もあり、全員総立ちで拍手を送りました。

また、秋葉忠利広島市長が、「核兵器を超えて:良心への呼びかけ」と題して講演し、フィナーレは、きたがわてつさんの「原爆許すまじ」「We shall over com」を全員が手をつなぎ合唱。歴史的な平和会議になりました。