「男性介護者全国調査」報告

日本生協連医療部会「男性介護者全国調査」
~男性介護者 平均年齢69.3歳、加齢につれ健康に問題~

  日本生協連医療部会(本部:渋谷区千駄ヶ谷、高橋泰行運営委員長)は、2006年10月~11月の間に、立命館大学男性介護研究会(所在:京都市、代表:津止正敏教授)との共同で、「男性介護者全国調査」を行い、このほど、「第一報」をまとめましたので、「概要版を」紹介します。
  この調査は、近年増加している家族介護を行う男性の、介護実態や生活実態を明らかにすることを目的に実施しました。
  男性介護者の問題は、「こんなことに困っているのではないか」などのイメージはあるものの、介護に一生懸命になるあまり家庭にこもってしまう方も多く、ほとんど明らかにされていないのが現状です。そこで日本生協連医療部会では、全国の20の医療生協の参加と協力お願いし、その協力のもとに、実際の介護に当たる男性を調査することができました。

◇ その結果以下の状況が浮かび上がってきました。(一部抜粋)
・ 配布数は、20地域500人、回収数は、17地域297人、有効回収数295人。
・ 介護者平均年齢は、平均年齢69.3 歳と高齢男性介護者が多い。
・ 加齢につれて、体調不調・通院者が増加する傾向があり、健康状態に問題を抱える男性介護者が多い。
・ 男性介護者の7割が無職。有職者では、自営業の割合が多い(44.1%)。
・ 介護を理由とする退職、介護者自身の体調や病気を理由とする離職を合わせると25%を超える。

◇ 本調査の自由回答欄は、他の同様な調査と比べると記述文字量が大変多く、読むだけでも一苦労でしたが、その分、男性介護者の内なる思いが述べられており、介護者の生活実態と実感が明白になったといえます。

 今回の報告は基礎データ中心の第一報を概要版として公表しましたが、今後も継続して調査・分析を続け、医療生協のすすめる『明るいまちづくり』や『地域の思いを「かたち」に変える』事業活動、組合員活動に生かしていくことにしています。
 ■ 調査の概要
【調査対象者】 男性で、家族の介護に携わっている者
【調査実施時期】2006年10月1日~11月10日
【配布数】 500 票(20 地域×25 部)
【回収数】 297 票(17 地域)(回収率59.4%)
【有効回収票数】295 票(有効回収率59%)

 ☆ 報告書(第1報)概要版はこちら(PDF95KB)